運慶作品一覧:どの場所にある?国宝はどれ?どんな特徴がある?

運慶
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運慶作品を一覧で紹介

平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて活躍した「天才仏師」こと運慶(うんけい)は生涯にわたり、数多くの仏像を彫りました。

その数、運慶作品だと推定される仏像を含め、なんと80体以上!

デビュー作の大日如来坐像(円成寺)は1176年に完成しているので、亡くなる1223年までの47年のあいだに、年間1、2体は仏像をつくっていた計算になります。

すごいバイタリティーです(驚)

そんな運慶作品のうち、運慶作だと確定している仏像、さらに運慶作の可能性が高い仏像の合わせて31体を一覧にしてみました^^

運慶作品一覧①:運慶作と確定およびその可能性が高い31体

栃木光得寺大日如来坐像(重要文化財)
東京真如苑大日如来坐像(重要文化財)
神奈川浄楽寺阿弥陀三尊像(重要文化財):3体(阿弥陀如来、観音菩薩、勢至菩薩)
神奈川浄楽寺不動明王立像(重要文化財)
神奈川浄楽寺毘沙門天立像(重要文化財)
神奈川称名寺光明院大威徳明王像(重要文化財)
静岡願成就院阿弥陀如来坐像(国宝)
静岡願成就院不動明王立像(国宝)
静岡願成就院二童子立像(国宝):2体(矜羯羅童子、制吒迦童子)
静岡願成就院毘沙門天立像(国宝)
愛知瀧山寺聖観音菩薩(重要文化財)
愛知瀧山寺梵天・帝釈天立像(重要文化財)
京都六波羅蜜寺地蔵菩薩坐像(重要文化財)
奈良円成寺大日如来坐像(国宝)
奈良東大寺 南大門金剛力士立像(国宝):2体(阿形、吽形)
奈良東大寺 俊乗堂俊乗上人(俊乗房重源)坐像(国宝)
奈良興福寺 北円堂弥勒如来坐像(国宝)
奈良興福寺 北円堂無著菩薩・世親菩薩立像(国宝) 2体
奈良興福寺木造仏頭(重要文化財)
和歌山金剛峯寺八大童子立像(国宝)*1

*1:8体のうちの6体が運慶作品(恵光童子、恵喜童子、烏俱婆伽童子、清浄比丘童子、矜羯羅童子、制多伽童子)

なお、最近の調査と研究により、興福寺北円堂の四天王像(持国天、増長天、広目天、多聞天)4体(国宝)を加えて、35体とする見方もあります

運慶は主に鎌倉幕府の要人をはじめ、東国武士のために仏像を制作しました。

仏像の種類は、大日如来や阿弥陀如来、観音菩薩、不動明王、金剛力士像など、さまざま。

仏像の大きさも、30cmくらいの小ぶりなものから8m超えの巨大なものまで、いろいろです。

このうち、とりわけ有名なのが、運慶のデビュー作である円成寺の大日如来坐像

そして、東大寺南大門の金剛力士立像(阿形、吽形)

さらに、興福寺の無著菩薩立像と世親菩薩立像です。

〝死ぬまでに一度は観ておきたい仏像〟と言っても過言ではありません。

運慶作品一覧②:運慶作品の可能性が中程度以下の仏像一覧

運慶の作品の可能性が中程度以下の仏像も多数あります。

東京五島美術館愛染明王像
神奈川満願寺観世音菩薩像
神奈川満願寺地蔵菩薩像
神奈川円応寺閻魔大王像
神奈川教恩寺阿弥陀如来像
神奈川教恩寺観音菩薩像
神奈川教恩寺勢至菩薩像
神奈川杉本寺十一面観音像
神奈川杉本寺地蔵菩薩像
神奈川杉本寺仁王像
神奈川補陀洛寺日光菩薩像
神奈川補陀洛寺月光菩薩像
神奈川光触寺阿弥陀如来像
神奈川東光禅寺薬師如来像
長野仏法紹隆寺不動明王像
静岡蓮台寺大日如来像
愛知瀧山寺鬼面
愛知瀧山寺 三門仁王像
愛知金蓮寺阿弥陀如来坐像
岐阜円鏡寺金剛力士像(阿形、吽形)
岐阜横蔵寺金剛力士像
滋賀知善院十一面観音坐像
京都蓮華王院(三十三間堂)千手観音立像
京都高山寺 石水院子犬像
京都鹿王院釈迦如来像
京都鹿王院十大弟子像
京都相国寺釈迦如来像
京都相国寺迦葉像
京都相国寺阿難像
京都戒光寺釈迦如来立像
京都泉涌寺三尊仏(阿弥陀・釈迦・弥鞠)
京都西明寺釈迦如来像
京都多禰寺金剛力士像
京都圓光寺千手観音像
京都金戒光明寺 三重の塔文殊菩薩像と脇士像
奈良東大寺 八幡宮僧形八幡神像
奈良興福寺 国宝館仏頭(元西金堂本尊)
奈良室生寺 金堂十二神将像
奈良弘仁寺 明星堂大日如来坐像
和歌山金剛峯寺指徳童子立像(八大童子)
和歌山金剛峯寺阿耨達童子立像(八大童子)
和歌山三宝院弘法大師像
高知雪渓寺薬師如来像

運慶作品はどの場所にある?

運慶作品だと確定した作品、その可能性が高い作品、可能性が中程度の作品が分布している場所は、北は栃木県から、南は高知県まで広がっています。

なかでも、奈良県や京都府に集中しているのが特徴です。

奈良県に多いのは、運慶の活動拠点が奈良であったこと、また、1180年の平氏による南都焼き討ちによって焼亡した東大寺と興福寺の再興に運慶が関わったことが最大の理由だと考えられます。

運慶作品が、いかにいろいろな場所に広まったかがよくわかりますね。

ところで、鎌倉や京都、東京へ観光に行った際に運慶作品を見たいという方もいるでしょう。

鎌倉であれば、近隣の神奈川県横須賀市にある浄楽寺へ行ってみてください。

ここには、阿弥陀三尊像(阿弥陀如来、観音菩薩、勢至菩薩)、不動明王立像、毘沙門天立像という5体の運慶作品が安置されています。

運慶の作品のなかでも初期のものですが、とても状態がよいようです。

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