大学通信教育レポート作成必勝法

くろこじ
自分自身の経験、知識、思考を書きつづり、それがあなたのお役に立てば幸甚の至り――という気持ちで書いています。
目次

大学通信教育で学ぶ〝あなた〟へ

ご訪問いただき、誠にありがとうございます。

コンテンツ作成者の「くろこじ」と申します。

このささやかなコンテンツで、ぼくは、大学通信教育生である(あるいは、これから入学しようと考えている)〝あなた〟のために、大学通信教育のレポートを作成し、大学通信教育を無事卒業するための〝秘訣〟についてアドバイスしていきます。

ぼくのアドバイスによって、あなたが大学通信教育の卒業に一歩でも近づくことができるのであれば、コンテンツ作成者としてこれほどうれしいことはありません。

さて、すでに大学通信教育で学習されているあなたであれば充分に実感されているとは思いますが、大学通信教育で学習しつづけていくというのは本当に大変な作業です。

なぜなら、卒業するまでに提出しなければならないレポートの数はワンサカあるし、科目の単位を取得するための試験やスクーリング(面接授業)、場合によっては実習など、卒業までにこなさなければならない課題が、それこそ山のようにあるからです。

あなたが働きながら勉強している社会人であれば、その両立は並大抵のことではないはずです。

まさに言葉どおり、〝寝る間も惜しんで〟学習に励んでいらっしゃるのではないでしょうか(それとも意外と余裕ですか……?)。

そのため、せっかく大学通信教育に入学しながら、途中で挫折してしまう学生さんが数多くいらっしゃいます。

とても残念なことです…… 。

世間では、「大学通信教育を卒業できるのは、入学生のうちのほんの数パーセントにしかすぎない」ということが、まことしやかにささやかれています。

本当に数パーセントかどうかはわかりませんが、大学通信教育の中途退学者が少なくないことだけはたしかです。

中退の事情は人それぞれでしょうが、せっかく大学通信教育に入学しながら中退してしまうのはとてももったいないことです。

〈途中苦しくても、できれば中退などせず、なんとか卒業してもらいたい……〉

ぼくは過去、学生として大学通信教育で学び(大学院入学のため中退しましたが)、また過去に大学通信教育で教えた身として、すべての学生さんに対し、たえずそう願っています。

授業で教えた学生さんが中退したと聞かされたときは、正直さびしい気分になったものです…… 。

ぼくはこのささやかなコンテンツで、大学通信教育に学ぶ〝あなた〟が無事卒業できるよう、また、大学通信教育に学ぶ学生さんがひとりでも多く卒業できるよう、以下に、大学通信教育最大のハードルであるレポート作成の方法を中心に、その秘訣をアドバイスしていきます。

このページをぜひ最後までお読みになり、大学通信教育のレポート作成法や卒業へのコツを〝インストール〟してください。

そうすれば、今よりはずっと楽に大学通信教育の学習に取り組むことができるようになり、卒業への道すじがはっきりと見えてくるはずです!

卒業への5つの心得

心得1★卒業後や将来の自分に対する「イメージ」をもつ

ぼくは、大学通信教育で教えた経験があるだけでなく、過去に1年弱ですが、大学通信教育を受けた経験もあります。

そうしたみずからの経験や、ぼくの授業を受けてくださった学生さんの話などから、「コレをもっていると大学通信教育を卒業しやすくなる!」と感じたことがあります。

それは、卒業後や将来の自分に対するイメージをどれだけしっかりと持てているか、ということです。

「卒業後や将来の自分に対するイメージ」というのは、大学通信教育を卒業することで自分が得られるメリットや結果に対する具体像のことです。

たとえば、あなたが社会福祉学を専攻しているのなら、

〝社会福祉士や精神保健福祉士の国家資格をとって社会福祉の現場でバリバリ働いている自分〟

とか

〝社会福祉士や精神保健福祉士の資格をとって現在の職場でキャリアアップした自分〟

とか、あるいはもっと具体的に、

〝特別養護老人ホームで管理職としてヘルパーさんに的確な指示を出しながら、毎日の業務にいそしんでいる自分〟

〝児童養護施設の子どもたちのために、施設長として自立支援につとめる自分〟

……というようなイメージです。

こうしたイメージを自分のなかにどれだけ具体的に描けているかが、大学通信教育を卒業できるかどうかの大きな分かれ道になってくるのです。

自分がめざす将来の姿をどれだけクリアに、そしてリアルに描くことができるか?

これこそが、大学通信教育というハードルを乗り越える大いなる原動力になります。

「なんで?」と思いました?

それは、こうしたイメージがいったん自分のなかに確立されるということは、目標がしっかりセットされるということですから、あとはもうその方向にしか進まざるをえなくなるからです。

たとえは悪いですが、〝目標設定されたミサイル〟のようになれるわけです。

もしも今のあなたがそうしたイメージを持てていないのなら、今この瞬間から持てるように努力してみてください。

やり方は、あなたしだいです。

たとえば、 〝目標を紙に書いて部屋に貼っておく〟という簡単な方法があります。

こうすれば、毎日イヤでもその紙を見るはずですから、自然と目標が自分のなかに血肉化されていきます。

目標をスマホの壁紙化してしまう〟という方法もいいでしょう。

紙に目標を書いたら、ついでにそれをスマホで撮影して壁紙にしてしまえばいいのですから、簡単です。

あるいは、 〝スマホのリマインダー機能などを使って、目標を毎日自分宛てに通知する〟というのも有効でしょう。

ついでに、買い忘れがなくなるという効果も期待できそうです(笑)

こうした工夫をすればきっと、あなたの目標がしっかりと身につき、大学通信教育卒業に向けた力が湧いてくるはずです。

心得2★スクーリングでひとりでも多くの友だちをつくる

すでにあなたも実感されているでしょうが、大学通信教育での学習はとても孤独な作業です。

ひとり黙々とテキストを読み、数々のレポート作成に励む……

大学通信教育では、この作業が最低でも4年は続きます!

ヘタすりゃ8年!!

その孤独のつらさに耐え切れず、中退してしまう人が少なくないのもうなずけるというものです。

「ひとりで勉強を続けるなんて、しんどくてムリ……」

あなたも、そんな弱音を吐いていませんか?

でも、そんな大学通信教育の孤独さをやわらげてくれるものがあります。

友だちです。

では、大学通信教育で友だちをつくるにはどうすればいいのでしょうか?

それは、「スクーリング」に出席することです。

「スクーリング」というのは、ご存じのように、実際に教室へ出向いて受講する「面接授業」のことです。

スクーリングは、大学通信教育を卒業しようと思うなら、どんな大学、どんな学科・コースに入学しても、必ず所定の単位分を受講しなければなりません。(※)

(※)インターネットによる受講だけで卒業できる大学も例外的にあります。

仕事が忙しいあなたであれば、スクーリングへの出席がレポート作成以上に負担になっているかもしれません。

でも、どんなに忙しくても、多少の無理をしてでも、スクーリングにはぜひ出席してください。

なぜなら、スクーリングでできた友だちが、あなたの卒業の可能性をグッと高めてくれるからです!

勘違いはないと思いますが、新しくできた友だちがあなたの卒業の面倒を見てくれるというわけでは決してありません(笑)

大学通信教育を卒業するという同じゴールをめざす者同士が切磋琢磨・叱咤激励しあうことによって、「よ~し、ゼッタイ卒業するぞ!!」という意識をはぐくみやすくなるのです。

人間は、自分ひとりの力でいつも何かをなしとげられるほど強くはありません。

たいてい誰かの励ましが必要です。

大学通信教育も同じです。

同じ目標をもつ仲間と励ましあうことが必要なのです。

同じ仲間と励ましあえばあうほど、大学通信教育を卒業できる可能性は高くなります。

そうした友だち・仲間を見つける格好の場が、スクーリングなのです。

あなたがもしも「こんなんじゃ卒業できないよ……」と思い始めているのなら、一度、多少の無理をしてでもスクーリングに出席してみてはいかがですか?

そして、ひとりでも多くのクラスメイトと積極的に話をし、友だちをつくってみませんか?

それが、あなたのレポート作成、ひいては大学通信教育の卒業を確実なものにしてくれるのです!

そうした場でできた友だちというのは〝一生モノ〟です。

仕事という利害関係がない場でできた友だちだから、気が合えば、ほんとうに一生つきあえるのです。

実際、そうした〝一生モノ〟の友だちをつくった学生を、ぼくは何人も見てきました。

そうした学生さんは、生き生きとした大学通信教育ライフを楽しんでいるように見えました。

もしもお酒の好きなあなたであれば、格好の飲み友だちがつくれるかもしれません♪

ただし、その場合でも、お酒におぼれることなく、まじめに勉学にいそしむ心を忘れないようにしましょう(笑)

心得3★入学の目標・動機を明確にし、問題意識をもつ

「あなたは、なぜ大学通信教育に入学したのですか?」

こう問われてすぐに答えられるのなら、あなたの入学の目標や動機は明確だと言えるでしょう。

逆に、うまく答えられない場合は、大学通信教育に入学した目標や動機があいまいだったり、「なんとなく入学……」だったりするのではないでしょうか(汗)

〝なぜ大学通信教育に入学したのか?〟という目標や動機があいまいだと、はっきり言って卒業するのはかなりきつくなります!

すぐに、レポート1本書くのすらイヤになってしまう時期がやってきます!!(えっ、もう来てる?……汗)

「じゃあ、どうしたらいいの!?」(涙)

そんな悲鳴が聞こえてきそうです……(大汗)

でも、安心してください!

ちゃんと解決策があるんです!!

その解決策とは、スクーリングに出席し、モチベーションが高い他の大学通信教育生から「刺激」を受けることです!

スクーリングには、じつにいろいろな方が集まってきます。

定年を迎え、第二の人生を送っていらっしゃる年配の方から高校を卒業したての若者まで、さまざまです。

そして、彼らのなかには、とてもモチベーションの高い人が少なからずいらっしゃいます。

そうしたモチベーションの高いクラスメイトとスクーリングで友だちになり、いろいろ話をしてみてください。

まちがいなく、すごく刺激を受けるはずです。

その刺激が、自分に思わぬ問題意識をもたらしてくれたり、ひょっとすると、あいまいだった自分の大学通信教育入学の目標や動機を明確化してくれたりする場合があるのです。

たとえば、自分の仕事の問題をはっきりさせて、解決の道筋を見出したいと考えて、大学通信教育で学ぶ選択をした相手の話を聞いているうちに、自分自身もその問題にがぜん興味をおぼえるようになるということがあります。

教員の立場だったぼくも、モチベーションの高い大学通信教育生から大きな刺激を受けることがよくありました。

そうなったらしめたもの!

その問題を自分も追究すればいいのです。

そして、できれば、その問題意識をもたらしてくれた相手の方と、たとえばLINEやfacebookなどで〝友だち〟になって(もちろん相手が承諾すればの話ですが)、その方とその後も意見交換するようにしていけば、大学通信教育で学ぶ数年間がとても有意義なものになっていくはずです。

また、相手の問題を自分もいっしょになって考えているうちに、新たに自分なりの問題意識をもつようになるのは、よくあることです。

大学通信教育で学び、卒業するのに、問題意識をもつことはとても重要です。

しかも、問題意識は、数多くもてばもつほど楽しくなります!

スクーリングを、そうした問題意識を見つける場として積極的に利用してみてください。

きっとあなたのメリットになるはずです♪

心得4★学友会やサークルで友だちをつくる

大学通信教育で友だちをつくることができる場は、じつはスクーリング以外にもあります。

学友会やサークルです。

「大学通信教育に学友会やサークルなんてあったっけ?」

それがあるんです!

大学通信教育生同士の交流や親交を目的とした学友会は、多くの大学にあります。

一方、サークルについては、大学公認のものから私的な非公認のものまで、いろいろとあるようですが、なにかしらのサークルや同好会が存在する場合がほとんどです。 (※)

(※)校友会やサークルについては、下記大学の例を参考にしてください。

ちなみに、大学通信教育で大学公認のサークルがあるというのは珍しいほうだと思いますが、大学によっては昼間部や夜間部のサークルに入れる場合があります。

また、公認ではなくても、私的なサークル(勉強目的から親睦目的まで)であれば、インターネットで「在籍している大学名 通信教育 サークル」というようなキーワードで検索して見つけることができます。

自分がめざしている資格取得のための勉強会や好きな趣味のサークルなど、気になるものを発見したら、ちょっと勇気を出して連絡してみてはいかがでしょうか?

そのちょっとした勇気が、あなたの〝大学通信教育ライフ〟をバラ色に変えてくれるかもしれません。

しかも、〝一生モノ〟の友だちを見つけることができるかもしれません♪

あるいは、あなたに行動力があるなら、自分でサークルを立ち上げてしまうという手もあります。

せっかくなった大学生なのですから、年齢のことなど気にせず(笑)、サークル活動で思い切り〝青春〟を謳歌してみるのも悪くないはずです。

それがそのまま大学通信教育を卒業するためのエネルギーにもなるわけですから。

仕事では決して出会うことがないような人と出会えるのが〝大学生〟であることのメリットです。

ぜひ積極果敢にチャレンジしてみてください♪

心得5★先生と友だちになる

大学通信教育で友だちをつくると、〝大学通信教育を卒業する〟という同じ目標をもっているため、お互いに助け合いながらモチベーションを維持・向上することができます。

でも、スクーリングは、そうした友だちとはまた〝別の友だち〟をつくる格好の場でもあるのです。

先生という友だちです。

「先生と友だち……?」

そう思いました?

なぜわざわざこんなことを勧めるのかというと、先生に話しかける学生があまりにも少ないからです!(涙)

曲がりなりにも、先生は担当教科に関する専門家です。

先生によって程度の差はありますが(汗)、担当教科に関しては、大学通信教育生のあなたよりは多くの知識や経験をもっているはずです。

そんな先生と友だちになることには、計り知れないほどのメリットがあります。

仲良くなれば、先生からわからないことをいろいろと教えてもらうチャンスが増えるのです!

そんなメリットがあるのに、先生と友だちにならないという手はないでしょう。

なのに大学通信教育生の多くは、先生とあまり話したがらない……(涙)

なぜでしょうか?

先生が怖いから?

たしかに怖い先生はいます。

質問したら、「そんなの自分で調べなさい。そのうえでわからないことがあったら質問に来なさい」と、門前払いを食らわせる先生がいます(汗)

でも、そんな先生は一部です。

それに、そんな先生とは無理して友だちになる必要はありません。

じつは、大学通信教育で教えている先生の多くは(別に大学通信教育に限った話ではないですが)、学生から質問されるとうれしいのです。

質問されて「イヤだ!」と思う先生は、まずいないでしょう。

そう思う先生は〝先生失格〟です!

「質問に来てくれ~!!」と首を長くして待っている先生すらいます。

そして、あなたと相性のいい先生を見つけられたら、その先生と友だちになってしまえばいいのです。

ぼくが教員をしていたときも、スクーリングを受講した学生と親しくなり、彼らと〝飲み友だち〟にまでなっている先生がいました。

その先生は、彼らの学習と人生の良きアドバイザーとなっているように見えました。

また、学生のほうは、その先生との親交のおかげで、大学通信教育での勉強をスムーズにこなしているようでした。

先生だからという理由だけで、遠慮したり怖がったりすることはありません。

あまりかしこまる必要もありません。

大学通信教育の先生だって、人間です。

あなたと同じように、この社会でふつうに暮らしている社会人なんです。

スクーリングに出席する機会があるのなら、もっと気軽に先生に質問してみてはいかがでしょうか。

ちょっとした勇気を出すだけで、あなたの大学通信教育生活がとても充実するきっかけになるかもしれませんよ♪

誰でも〝いいレポート〟が書ける22の秘訣

レポート作成に悩まなくなります!

大学通信教育では、科目ごとに出される課題に対してレポートを書かなければいけません。

すでに大学通信教育で学ばれているあなたであれば、もう何本かはレポートを提出されていることでしょう。

でも、このサイトをじっくり(?)見ているということは、あなたはきっと「大学通信教育のレポート作成は1本仕上げるだけでも大変! もっと楽にレポートを仕上げる方法はないものか……」と感じているはずです。

そして、「このまま続けられるのか……」と、大学通信教育を卒業することに不安を感じていらっしゃるかもしれません。

その気持ち、ぼくもよくわかります。

ぼくもかつて、大学通信教育生としてレポート作成には悩まされましたから……(汗)

でも、ご安心ください!

以下にぼくは、〝何に気をつけてレポートを作成すればいいのか?〟〝どうやって文章を書いていけばいいのか?〟といった〝秘訣〟について、市販の書籍には書かれていない(教員が公言しづらい)内容を盛り込みつつ、明快かつ具体的に説明していきます。

ですから、このコンテンツを読み終えるころには、あなたは大学通信教育のレポートを作成することに、あまり負担を感じなくなっているはずです。

じつは、ここに書いていることの多くは、過去にぼくが授業(大学通信教育を卒業するために受講が必須のスクーリング=面接授業)のなかで学生たちに伝えたことです。

ぼくの授業を受けた学生からは、

もっと早く先生の話を聞いていればよかった!
どうやってレポートを書けばいいのか、よくわかった!
効率的なレポート作成の方法って、こういうことだったんですね!

という、とてもうれしい反響をいただきました(踊!)

大学通信教育は、必要な要件さえ備えていれば、誰でも無試験で入学できます。

しかし、大学通信教育を卒業するには、数多くのレポートを提出しなければなりません。

なのに、レポートの書き方を大学が教えてくれるかというと、そうでもないようです。

しかも、大学通信教育は、学生にとって孤独な営みです。

そんな状況のなかで、あなたと同じように、どうレポートを書いていいかわからず、日々悶々と悩んでいる大学通信教育生が非常に多いのです。

「誰か、レポートの書き方を教えてぇぇー!!」

そんな叫びが聞こえてきそうです(汗)。

以下にご紹介していく記事が、そんな悩めるあなたの光明になることを願ってやみません。

秘訣1★大量のテキストにゲッソリする必要はない

大学通信教育に入学すると、大量のテキスト(教科書や参考書)がどっさりと送られてきます。

その膨大な量を見て、ゲッソリする学生は多いようです。

あなたもそうですか?

大量のテキストを目の前に、大学通信教育に入学を決心したときのやる気などどこへやら……

すでに後悔の念にとらわれてしまう大学通信教育生も少なくないようです(汗)

「うわぁー!! こんなにテキストこなせないよ……ダメだ……」

でも、決して落ち込まないでください!

大量のテキストを目の前にして一時的に後悔の念にとらわれたとしても、その気持ちに押しつぶされてはいけません。

いいですか、よく聞いてください。

大学通信教育で使うテキストは、そのすべてを読む必要はないんです!!

送られてきたテキストは、もちろん大学通信教育のレポートを作成するために使います。

しかし、大学通信教育で提出するレポートは設題が決まっています。

大学や科目などによって違いはあるでしょうが、設題は1科目につき1題か2題、多くても3題で、1設題の字数はだいたい1200字~3200字が相場でしょう。

ということは、1科目につきテキスト1冊だとすると、その1冊のなかで設題に沿った箇所だけに目を通せばいいわけです。

それも、せいぜい延べにして40~50ページくらいなのではないでしょうか。

1冊のテキストがかなり分厚かったとしても、意外と読まなければいけない分量は、全体の割合からすれば少ないわけです。

そう考えれば、少しは気が楽になり、「なんとかなるかも……」という気になってきませんか?

大量のテキストを目の前にして、「ダメかも……」と弱気になってしまうのは、おそらく〈それらをすべて読まなければいけない〉と思い込んでいるからです。

もちろん、大学通信教育のレポート作成では、指定されたテキストはもちろん、参考書やそれ以外の文献も参照するほうがいいに決まっています。

でも、はじめからそんなことを考えてもゲッソリするだけです。

最初は、「とりあえずレポート設題を作成するのに最低限必要な箇所に目を通していけばいい」くらいの気持ちから出発すればいいでしょう。

そして、大学通信教育のレポート作成に慣れてくるにしたがって、徐々にテキストの他の箇所に目を通したり、自分で文献を探して参照したりしていけばいいのです。

まずは、自分ができることから始めていきましょう。

秘訣2★レポート作成の順番を考える

大学通信教育では、数多くのレポートを書かなければなりません。

入学したての大学通信教育生のなかには、何科目分もあるテキストを前に呆然としている人も少なくないはずです。

あなたはどうですか……?

「今まで文章らしい文章といえば、小学校や中学校の読書感想文程度しか書いたことがない……」

そんなあなたであれば、なおさらでしょう。

テキストの山を前に、「何から手をつければいいんだ……?」と途方に暮れてしまうのも無理はありません。

そんなときはどうすればいいのでしょうか?

それは、自分がいちばん興味をもてそうな科目のレポートから作成していけばいいのです!

理想を言えば、必修科目や基本科目、総合教育科目(昔で言う「パンキョー」)あたりから手をつけていけばいいのでしょうが、もしも最初の段階でなかなかレポートを書けないというドツボにはまってしまったら、それ以降のレポート作成に悪影響をもたらしてしまいかねません。

「大学通信教育のレポート作成ってタイヘン……(涙)」

こんな第一印象をもってしまったら、そのあとの科目のレポート作成も、おそらくつらい作業になってしまうはずだからです。

まずは、自分がその内容に興味をもてそうな科目のレポート作成から始めてみる。

あるいは、もしも興味をもてそうな科目がなかったら(汗)、いちばん書きやすそうな科目のレポート作成からとりかかってみる。

そして、少し書き慣れてペースがつかめてきたら、ちょっと手ごわそうな科目のレポート作成に挑戦してみる……。

こんな感じで進めていけばよいのではないでしょうか?

そうすれば、いらぬ苦手意識をもつことなく、思った以上にレポート作成がはかどる可能性がグッと高まるはずです♪

〝何年次までに、この科目の単位をとらないと進級できない〟とか〝実習に行けない〟など、ある科目の単位取得がなんらかの条件になっている場合は、自分が苦手そうな科目であっても、そうした科目のレポート作成を優先するのが無難でしょう。

秘訣3★おおまかな計画を立てる

大学通信教育に入学して大量のテキストが送られてきて、どの科目からレポートを作成するかは決まった。

それでは、さっそくレポート作成にとりかかってよいものなのでしょうか?

いえ、ちょっと待ってください!(汗)

まだ、レポート作成にとりかかる前に考えるべきことがあるんです。

それは、どれくらいのペースでレポートを作成していくか、ということです。

ただやみくもに目の前のレポートを片づけていくというやり方もあるでしょうが、そのやり方だと間違いなくどこかでつまずいてしまいます。

最初のうちは飛ばせるだけ飛ばせるでしょうが、しばらくすると疲れてきてしまって、あるときピタッとやる気がなくなってしまうはずです。

下手をすると、〝そのままやる気が回復せずに中退……〟なんてことにもなりかねません(大汗)

そんな事態におちいることだけは避けたいものです。

大学通信教育でレポート作成をしていくことは、マラソンに似ています。

マラソンをするのに最初から飛ばしてしまうと、スタートダッシュしたはいいが、すぐにスタミナが切れてしまいます。

そして、みるみるうちに失速してしまい、悪くするとレースから脱落してしまいます。

大学通信教育もマラソンといっしょで、長丁場です。

最初にやみくもに飛ばしても、必ず途中でスタミナが切れてしまいます。

その結果、レースから脱落(中退)……(涙)

なんてことにならないために、大学通信教育のレポート作成ではペース配分を考えることが重要なのです。

たとえば、「4月、5月は仕事で忙しいから、この科目とあの科目のレポートをひと月2本のペースで作成して、夏場は比較的時間がとれそうだから、あれとあれを月4本のペースで……」というように、やや具体的に考えていくのです。

そうはいっても、前もって決めたペース配分どおりにはいかないことがあるはずです。

しかし、その場合でも、全体の見通しを立てているので、「何月と何月で、この遅れを取り戻せるぞ!」という見直しができ、あわてずに済みます。

ただし、ペース配分を考えてレポート作成の予定を立てたはいいが、あまりに綿密に立てすぎてしまうと、レポート作成が予定どおりにいかなかったときに、やる気が失せてしまう場合があります。

綿密に予定を立てるのは完全主義者に多いのか、少しでも予定どおりにいかないと、それが許せなくてイヤになってしまうようです。

ぼくは完全主義者ではなくズボラなので、よくわからないですが……(笑)。

おおまかでかまわないので、大学通信教育のレポート作成では、なるべく最初に年間スケジュールを立ててみるようにしましょう。

きっと想像以上に心に余裕をもてるようになるはずですよ♪

レポート提出のあとには、その科目の単位を取得するための試験があるはずですから、その試験をいつ受けるのかも含めて予定を立てるとベストです。

秘訣4★テキストの内容が理解できないときは?

送られてきたテキストの内容が理解できず、「レポートを作成できない!」となげく大学通信教育生がいます。

ひょっとして、あなたもそうですか……?(汗)

大学通信教育は、通信教育といえども、れっきとした大学教育の一環なので、テキストの内容がむずかしいと感じるのも無理はありません。

自分が興味をもって多少なりとも勉強したことがある科目や、仕事や日常生活に関わりがある内容を含んだ科目であれば、とっつきやすいし、理解もしやすいでしょう。

しかし、それまでの人生や学校の授業のなかで見たことも教わったこともないような内容の科目であれば、理解するどころか、テキストを読み進めることすらも〝難行苦行〟に感じられるのではないでしょうか。

そして、やたらにエネルギーを消費してしまって、レポートを作成しようなどという気が徐々に失せてきてしまう……(汗)

さらには、「このままじゃヤバイ……」とあせってくる……(大汗)

こんなときは、どうすればいいのでしょうか?

それは、テキストの内容が完全に理解できなくても、レポートを作成してしまうのです!

テキストの内容を理解できなくても、レポートをなんとか作成することはできます。

つまり、よく理解できないが、テキストや参考文献に書いてあることをなんとかまとめて、とりあえずレポートの形にするということです。

あなたがもしも「テキストの内容が理解できないからレポートが作成できない!」となげいているのなら、それはおそらく「レポートを作成するためには、テキストの内容を完全に理解していなければならない!」という〝強迫観念〟にとらわれているからです。

しかし、最初からテキストの内容を100%理解することなどほぼ不可能です!

たとえかなりわかりやすく書かれたテキストであったとしても、いきなり完全にバッチリ理解するなんていうことはありえません。

最初は5~6割くらい理解できれば上出来なのではないでしょうか?

ただし、誤解のないように言っておきますが、「理解しようとしなくていい!」と言っているわけでは決してありません。

理解しようと努力したけれども、それでも理解できなかったのなら、それはそれで仕方がないとあきらめ、とりあえずレポートを作成してしまいましょう、ということです。

ちなみに、「卒業時の成績表はなるべくA評価(「優」)で埋め尽くしたい!」と望んでいるのなら、理解できない科目はあとまわしにし、次にレポートを作成するまでのあいだに内容の理解に努めるという方法もあります。

しかし、テキストの内容を100%理解できなくても、A評価(優)をもらうことは充分に可能です。

ですから、ある程度理解できたと感じたら、さっさとレポートを作成してしまいましょう。

いいですか、よく聞いてください。

学問というのは〝スルメ〟みたいなものなのです。

スルメは、噛めば噛むほど味が出てきます。

学問も同じです。

勉強すれば勉強する(噛めば噛む)ほど、理解(味)が深まります。

最初は味が薄い(よく理解できない)と感じていたものも、噛む(勉強する)ほどに、だんだん味(理解)がはっきりとしてきて、味わい深いものになってくるのです。

そして、そうした努力の積み重ねの果てに、いつかは「あぁ、そういうことだったのか!!」という真の理解が得られるようになるのです。

奥深い学問の内容がすぐにわからないからといって、決してあせってはいけません。

最初から理解できなくて当たり前なのです。

ですから、もっとゆったり構えて、「そのうちにだんだんとわかって、おもしろくなってくるさ!」という心がまえをもつようにしましょう。

そうすれば、精神衛生上いいばかりか、大学通信教育での勉強をより楽しむことができるようになるはずです。

秘訣5★採点者を意識せよ!

大学通信教育のレポートは、教科書や参考書を読み込みながら、レポート設題に合った箇所に注目し、そのポイントをまとめていかなければなりません。

では、ポイントをまとめられればそれでいいのかというと、そういうわけではありません(汗)

“コレを意識して書かなければいけない!”ということがあるのです。

採点者です。

レポートは、提出すれば、必ず採点者(教員)が評価・採点します。

その採点者の評価・採点によって、あなたが書いたレポートの〝よしあし〟が決まるのです。

大学通信教育のレポート作成は、〝採点者からどういう評価・採点をされるかがすべて!〟と言っても過言ではありません。

えっ、そんなことわかってる?

言っていることが当たり前すぎますか?

ハハハ……そりゃそうですよね(汗)

自分が提出したレポートが採点者によって評価・採点されることぐらい、大学通信教育生なら誰だって知ってますもんね。

だから毎回、「このレポートでA評価(優)もらえるかな?」って心配するわけですよね……

でもっ!(いきなり眼光鋭く)

あなたはほんとうに、大学通信教育のレポート作成をしている〝その最中〟に、採点者に評価・採点されることを意識して書いていますか?

〈こう書くよりも、ああ書いたほうが評価がいいんじゃないか?〉と、たえず考えながら書いていますか?

おそらく、そうしたことを考えながらレポートを作成することは、あまりないのではないかと思います。

たいていは、テキトーに自分なりにレポートを作成し、そのレポートを提出したあとにはじめて「あのレポートの評価はどれくらいかな?」と心配するのではないでしょうか?

大学通信教育では、ただポイントをまとめるようにしてレポートを作成するのと、採点者の評価・採点のことも意識しながらレポートを作成するのとでは、その評価に違いが出てきます。

当然、採点者を意識してレポートを作成したほうが、いい評価を与えられる可能性が高くなります。

〝採点者受けするレポート〟を作成できる確率が高くなるからです。

それでは、大学通信教育で〝採点者受けするレポート〟とは、どのようなレポートのことを言うのでしょうか?

次の記事から順に説明していきましょう。

秘訣6★採点者の評価基準に見合うように書く

自分では一所懸命に大学通信教育のレポートを書いたのに、「評価が低かった!」「不合格になった!」という経験はありませんか?

もしもそうした経験があるのなら、そのときとてもくやしい思いをしたはずです。

そして、レポートを評価した教員を恨んだことでしょう(汗)

ぼくも過去に教員(採点者)をしていたときは、けっこう恨まれていたかもしれません……(大汗)

大学通信教育で、自分が思っていたよりも評価が低かったという経験のある人は、ぼくが知っているかぎりでも意外と多く存在します。

自分ではうまく書けたと思っていたのに、評価がかんばしくない……

なぜでしょうか?

おそらくレポートの書き方やまとめ方が悪かったからだと考えられます(汗)

「ハァ~!?」と思いました?

ここで注意していただきたいのは、あなたが「よく書けた~♪」という自己評価ではなく、評価・採点する側の基準に照らして問題があったのではないか、ということです。

つまり、大学通信教育で、あなたが書いたレポートの評価が低かったり不合格になったりしたのは、採点者(教員)の評価・採点の基準に見合わなかったからだという可能性が高いのです。

ということは、評価する教員側の評価・採点基準を知っていれば、そうした事態は防げるということです。

まずは、その基準について知ることがレポート作成の基礎となるわけであり、また、より効率的にレポートを作成するための土台になるわけです。

この基準を知れば、あなたの努力が報われないということは少なくなるはずです。

どこに気をつけてレポートを書けばいいのかがわかるからです。

つまり、〝採点者受けするレポート〟というのは、〝採点者(教員)の評価・採点基準に見合ったレポート〟ということになるわけです。

なお、以下にご紹介していく基準は、あくまでも、ぼくが過去に関わっていた大学(通信教育)の評価・採点基準をベースにしています。

そのため、大学通信教育のすべてに当てはまるものではないかもしれません。

しかし、以下に述べていく基準に即して書けば、どの大学(通信教育)でもそれなりの評価は与えられるはずです。

かつてぼく自身、某大学の通信教育を受けていましたが、「この基準で書いていればもっといい評価がついただろうに!」と今では思っています。

ただし、同じ大学・同じ科目でも、採点者(教員)ごとに評価・採点基準がバラバラだとしか思えないような場合があります(悲しいことですが……)。

その場合は、臨機応変に対応してください(汗)

秘訣7★設題の意図に沿うように書く

大学通信教育では、レポートの採点者(教員)は、ただ漠然とあなたの作成したレポートを評価・採点しているわけではありません。

ちゃんと大学から示された基準を頭に置きながらレポートを評価・採点しています(そのはず)。

その評価・採点基準は、ぼくが知るところ5つあります。

それらの基準を順に見ていきながら、大学通信教育のレポート作成のポイントについてさらに詳しくご紹介していきましょう。

大学通信教育におけるレポート評価・採点の1番目の基準は、あなたが作成したレポートが設題の意図に沿っているかどうか、というものです。

「そんなの当たり前~!」

そう思いました?

ところが、意外や意外。

大学通信教育では、設題の意図から外れたレポートは意外と多いのです!(汗)

たとえば、日本史の設題で「明治維新政府の体制について述べよ」という設題があったとします。

すると、ふつうは、明治政府がどういったポリシーのもと、具体的にどんな組織をつくり、各省がどのような機能と役割をもっていたかというようなことを中心に書くと思います。

それなのに、そうしたことに関する記述はさらりと済まされていて、〝どういった経緯で明治維新が起きたか〟とか〝明治政府がどういう課題を抱えていたか〟ということに関する記述で半分以上が占められているレポートが少なからず見受けられます。

読み手(採点者)から見れば、これでは何について書かれたレポートなのかわからなくなってしまいます(汗)

別に、周辺のことがらについて書いてはいけないということはありません。

いやむしろ、そうしたことを書いたほうがレポートの内容に厚みが出てきます。

しかし、その場合、設題が問うている内容を中心に記述しなければなりません。

いくら関連があるからといって、周辺のことがらについて書きすぎると、設題への〝答え〟からは遠ざかってしまいます。

上記の例で言えば、明治維新政府の体制そのものに関する記述を、少なくともレポートの3分の2は書いてほしいのです。

また、「こういうことを盛り込んで書きなさい」というポイントが設題に添えてあれば、その指示に従わなければなりません。

そうしたことをきちんと中心に据えて書きながら、周辺のことがらについて述べるというのなら問題はありません。

というか、そうしたレポートは間違いなく〝いいレポート〟です。

大切なのは、〝設題そのものに対する答えを中心に書く〟ということなのです。

秘訣8★レポート作成では指定の教科書や参考書をメインに使う

大学通信教育のレポート評価・採点に関する1番目の基準に関連して、あなたにぜひ知っておいていただきたいことがあります。

それは、大学通信教育のレポートは、通学課程で言えば〝出席の代わり〟になるものだということです。

通学課程の授業の場合、学生は毎回出席票を提出し(出席票の提出を課さない先生もいらっしゃるようですが)、〝私は授業にきちんと出席し、先生の講義を聴きました〟ということを〝証明〟します。

そうした学期や年間を通じての出席が、その科目の成績を決める際の重要な要素となるわけです。

いっぽう、通信教育の印刷授業では、出席という行為がそもそもありません。

けれども、授業であるからには、〝私は授業にきちんと出席して、先生の講義を聴きました(理解しました)〟ということを〝証明〟しなくてはなりません。

この〝先生の講義を聴く〟ということは、大学通信教育においては、〝担当教員指定の教科書や参考書(テキスト)を読む〟ことに置き換わります。

そのため、大学通信教育では、科目ごとに指定されたテキストに即してレポートを書き上げるということがとりわけ重要になってくるのです。

つまり、いくら設題の意図に沿うように書いていても、指定書をまるで使わない、あるいは使ってもちょっとだけだと、評価に影響する恐れがあるのです(汗)

いや、なにも「指定書以外のテキストを使うな!」と言っているわけでは決してありません。

自分で参考文献や資料を見つけて参照するというのは大いに結構です。

というより、必ずやらなければいけないことです。(「秘訣14★教科書や指定の参考書以外の文献・資料を参照する」を参照)

どんどんやりましょう♪

でも、大学通信教育のレポートには〝出席の代わり〟という役割があるのだから、レポート作成をする際は、指定された教科書や参考書をメインに用いましょう、ということなんです。

指定された教科書と参考書をメインに使いながら、自分で見つけた(用意した)文献や資料を補完的に参照する。

大学通信教育のレポート作成では、これくらいの意識でやるのがいいと思います。

秘訣9★レポートの構成が論理的になるように書く

大学通信教育のレポートを採点者(教員)が評価・採点する際の2番目の基準は何でしょうか?

それは、論理的な構成になっているかどうか、というものです。

これは、〝こうこうこうだから、こうなった。その影響はこうだった……〟というように、記述の展開に「流れ」や「つながり」があるかどうか、ということです。

たとえば、西洋哲学史の設題で「プラトンの哲学について述べよ」という設題があるとします。

このとき、〝プラトンに絶大な影響を与えた師匠のソクラテスはこういうことを言った→→その哲学をプラトンはこう展開させた(この部分がメイン)→→そのプラトンの哲学は後世にこういう影響を与えた〟というような書き方ができていればOKです。

よく見られるのは、話が〝つぎはぎ〟になってしまっているレポートです(汗)

たとえば、〝プラトンはこういう生涯だった→→その師ソクラテスはこういう思想を説いた→→そのソクラテスはこんな人物だった→→プラトンの哲学は後世にこんな影響を与えた→→プラトンの哲学はこうだった〟というような展開です。

「そんなムチャクチャな論理展開のレポート、オレ(私)は書かないよ!」

そう思いましたか?

たしかに、レポートの始めから終わりまでずっと話があっちへ飛んだりこっちへ飛んだりするようなレポートを書いたことはないかもしれません。

でも、どこか一部分でも話が前後するようなレポートを作成したこともないとあなたは断言できますか?

「ない!」と自信をもって断言するには少しとまどうはずです。

あなたも、どこか部分的になら話が前後するレポートを一回くらいは作成してしまったことがあるのではないでしょうか?

いや、意外に多くあったんです。

そうしたレポートが……(汗)

おそらく、仕事などが忙しくてレポートを作成する時間が思うようにとれないときに、テキストや参考文献などの文章をパッチワークよろしく適当に〝つぎはぎ〟した場合、こうしたレポートになってしまうことが多いようです。

また、この手のレポートは話があちこちに飛ぶことが多いので、読み手(採点者)のほうもイヤになってしまいます。

このように、どこか一部分でも論理展開が前後したりおかしかったりするところがあれば、それはしっかり減点対象になってしまいますから、気をつけましょう。

ちなみに、論理展開が前後していても、うまく話がつながるような〝アンコ〟(接続詞や接続文など)を入れてやれば、独自な論理展開のレポートに〝化ける〟可能性はあります。

しかし、たいていはそこまで成功することはまれで、たんなる内容の羅列に終わってしまう場合が多いようです。

秘訣10★同じ内容を繰り返さない

大学通信教育のレポート評価・採点をしていると、「くどいなぁ……」と感じるレポートがあります(汗)

いったい、どういうレポートがそう感じるのでしょうか?

それは、同じ内容が2度(以上)繰り返されているレポートです。

たとえば、社会福祉学の分野でケースワークの原則として知られている「バイステック7つの原則」というのがあります。

最初、この7つの原則の概要がそれなりに書かれてあって、そのあと改めて、この7つの原則について詳しく書かれているというようなレポートがたまにあります。

たいてい、こうしたレポートは読んでいてくどく感じられます。

たしかに、〝全体の見取り図〟を示したうえで詳細について述べれば、全体像を意識しながら読めるので、理解しやすいという効果はあります。

しかし、その際に内容の重複が多いと、「これって、さっき書かれていた内容だよね」と感じられ、あまりいい印象がしないものです。

ヘタをすると、〈この人は字数をかせぐために、こういうことをしているのかな?〉と思われてしまいかねません(汗)

そうなると、せっかく苦労して書いたレポートなのに、正当な評価が受けられなくなってしまいます。

つまり、こうしたレポートは、論理展開に難があると言えるのです。

論理的な構成になっているレポートというのは、読んでいてとてもシンプルに感じられます。

シンプルなので、書かれていることが自然と頭のなかに入ってきます。

ですから、これからは、大学通信教育のレポートを清書(印刷)する前に、自分が書いた内容が自分で読んですんなり頭のなかに入ってくるかどうか、必ず確認するようにしてみましょう。

レポートの内容がすんなり頭に入ってくるようであれば、とりあえずは論理展開については大丈夫だと思います。

秘訣11★レポートは提出前に必ず人に読んでもらう

自分で書いたレポートの論理展開が適切かどうかは、自分では案外わかるものではありません。

なぜでしょうか?

それはおそらく、心のどこかに〈きちんと書けているはずだ〉〈ちょっとぐらいおかしなところがあってもいいや〉〈書き直すの面倒くさいな〉……というような気持ちがあるからです(汗)

そのため、読み直しに気持ちが入らず、テキトーに読み流してしまうのです。

しかし、それでは意味がありませんよね。

大学通信教育のレポートを提出(清書or印刷)する前は、時間が許すかぎり、できるだけ推敲(すいこう)したほうがいいのです。

その積み重ねが、大学通信教育で〝いいレポート〟を作成するための基礎となるからです。

ここでがぜん〝役立つ〟のが、スクーリングなどで知り合いになった友だちです。

友だちに頼んで提出前の下書き段階のレポートを読んでもらえれば、自分では気づかなかった論理展開や文章のおかしさが意外と簡単に見つかります。

レポート(の下書き)をパソコンやタブレットで作成しているのであれば、同じ大学通信教育生である友だちに送信すれば、すぐに読んでもらうことができます。

ただし、ここで注意してほしいことがあります。

それは、お返しに友だちのレポートも見てあげるということです。

こちらからは「レポートを見てくれ」と頼むのに、相手のレポートを見てあげないというのは、いかにも身勝手です(汗)

相手の友だちが何も言わなくても、「あなたのレポートも見てあげようか?」と進んで申し出てあげてください。

おそらく友だちも喜ぶはずです。

要は、「ギブ・アンド・テイク」の精神です。

なかには、自分の書いた日記を読まれるかのように、レポートを見てもらうことを恥ずかしがる大学通信教育生もいるでしょう。

そのときは、レポートを交換して見せ合うことの効果について話してあげましょう。

それでも、どうしてもイヤだという場合は、無理強いすることはありません。

そのかわり、(その友だちに家族がいる場合)レポートを家族に読んでもらうようにすすめてみましょう。

まだつきあいの浅い友だちには無理だけど、家族ならOKという場合もあるからです。

それに、家族にレポートを読んでもらうだけでも、自分が気づかなかった欠点(もちろん長所も)がなにかしらわかるはずです。

もちろん、友だちにもレポートを読んでもらい、家族にも読んでもらうというように、複数の人に目を通してもらうのがベストです。

そのほうが、確実によりよいレポートになりますよ♪

秘訣12★レポートを他人に読んでもらうと、やる気が出る

大学通信教育のレポート(下書き)を人に読んでもらうことのメリットはまだあります。

友だちや家族にレポートを読んでもらうことを前提にすると、やる気が出る、ということです。

もちろん、大学通信教育では、提出後のレポートは採点者(教員)がきちんと読みます。

でも、〝採点者という読者〟を意識してレポートを書いている人はほとんどいないようです(汗)

採点者はあくまでも〝レポートを採点する人〟であって、〝レポートを読む人〟だとは、どうやら思われていないようです……(涙)

それに、採点者は〝顔と姿〟が見えません。

そのため、採点者が〝読者〟であるということをイメージしにくいのでしょう。

それにくらべて、友だちや家族は〝顔と姿〟がはっきりしています。

なので、友だちや家族にレポートを読んでもらうことを前提にすると、〈○○さんに読んでもらうんだ!〉と意識し、その人の顔と姿を思い浮かべながらレポートを書けるのです。

人間とは不思議なもので、〈この人に読んでもらうんだ〉という意識をもつと、〈うまく書こう!〉と無意識的にも考えるようになり、いつもよりていねいに、わかりやすく書こうとするらしいのです。

ぼくが過去に受けもったクラスで、大学通信教育のレポートを(部分的に)下書きしてもらい、それを同じクラス内で3人の人に読んでもらうよう指導したことがあります。

そのとき、多くの学生は最初、「えーっ!?」とか「ゲーッ!!」などと奇声を上げて嫌がっていましたが(笑)、しばらくすると、おしゃべりが多い学生も集中して取り組み始め、大騒ぎしながらレポートの下書きを交換しあっていました。

そして、そのあとで学生たちに尋ねてみると、「自分の文章の不自然さを指摘されてムカついた(笑)」「自分ではおかしいとは思わなかったのに、論理展開がヘンだと言われた(怒)」といった意見に混じって、「燃えた!」と答えた学生が少なからずいました。

そのとき、ぼく自身も改めて、身近な人にレポートを読んでもらうことの大きな効果を実感したのです。

それも、1人ではなく、2人か3人に読んでもらうようにすると、やる気も大きくなります。

大学通信教育のスクーリングなどで友だちになった人が複数いれば、彼らと〝見せ合いっこ同盟〟を結成し、レポート(下書き)を作成するたびに回覧するようにしてみましょう。

そうすればきっと、大学通信教育のレポート作成が苦痛ではなく、楽しみに変わっていくはずです♪

秘訣13★独自性のあるレポートを書く

大学通信教育のレポート評価・採点に関する3番目の基準は、レポートに独自性があるかどうか、というものです。

ぼくはすでに「秘訣8★レポート作成では指定の教科書や参考書をメインに使う」のなかで、大学通信教育のレポートは〝出席の代わり〟になるものであるため、科目ごとに指定された教科書と参考書(テキスト)をメインにして書くのがよいという話をしました。

しかし、同じテキストを使って同じ設題について書けば、必然的に他の大学通信教育生が書いたのと似たようなレポートになってしまいます。

これは、ある程度しかたがないことだと、ぼくは考えています。

でも、たとえそうであったとしても、できるだけ工夫をこらして、他の大学通信教育生とはちがう書き方や表現がしてあったり、独自の内容が含まれていたりする独自性のあるレポートを作成したいものです。

そうでないと、(たまたま運悪く?)厳しい先生に評価・採点されると、「自分なりにまとめようという意欲が感じられない」とか「レポートに創意工夫が足りない」といった評価を下され、あなたのレポートが不合格になってしまう恐れがあります(汗)

そんなのイヤですよね。

であれば、やはり独自性のあるレポートを書く必要があるわけです。

では、大学通信教育において、どうすれば独自性のあるレポートを書くことができるのでしょうか?

秘訣14★教科書や指定の参考書以外の文献・資料を参照する

「独自性のあるレポートを書きなさい!」と言われても、「じゃあ、どうやって書けばいいの?」と悩んでしまうのではないでしょうか?

「独自性」というのは、辞書的に言うと「他とちがうあり方をしていること」です。

とすれば、「独自性のあるレポート」というのは、〝他の大学通信教育生が書いたレポートとはちがうあり方をしたレポート〟ということになります。

それでは、そうしたレポートを書くにはどうすればいいのでしょうか?

方法はいくつかあります。

もっとも簡単な方法は、教科書や指定された参考書以外の文献・資料を参照することです。

秘訣8★レポート作成では指定の教科書や参考書をメインに使う」で書いたように、大学通信教育のレポートには〝出席の代わり〟という役割があるため、指定された教科書と参考書(テキスト)をメインに使うのがよいと言えます。

でも、指定されたテキストは、あくまでも〝メイン〟であって、〝すべて〟ではありません。

もしも、レポート作成をする大学通信教育生全員が同じように指定のテキストだけしか使わないとしたら、すべて似たり寄ったりのレポートになってしまいます(汗)

これはかなりマズイです(大汗)

全員「類似」で不合格です!!(卒倒)

大学通信教育は通信教育といえども、正規の大学教育です。

誰に言われなくても、指定のテキスト以外の文献(研究者が書いた入門書や専門書)や資料(専門誌や研究誌の論文など)を、図書館で借りるなどして数冊(数本)は用意するようにしましょう。

そして、用意した文献・資料をパラパラとめくってみてください。

同じことがらに関する記述も、指定のテキストとはちがった表現になっているのに気づきませんか?

書き手がちがえば、当然書き方もことなってくるからです。

また、指定のテキストには書かれていないことが載っていたりもします。

そうすればしめたもの♪

指定のテキストの文章や表現とうまくミックスさせれば、他の大学通信教育生とはちがったテイストのレポートになるはずです。

立派な「独自性のあるレポート」の完成です!

この手間をかけるかかけないかで、あなたの大学通信教育のレポートの評価は大きくちがってくるはずです。

秘訣15★インターネットで資料を集める

大学通信教育で独自性のあるレポートを作成するためには、指定された教科書と参考書以外の文献・資料を数冊(数本)用意する必要があります。

あなたはそうした文献・資料をどうやって用意していますか?

必要であれば、躊躇(ちゅうちょ)せずに買っちゃいますか?(太っ腹!)

もちろん、大学は通信教育といえども専門知識を身につけるところですから、関連書をすべて自前でそろえられるのであれば、そうしたほうがいいに決まっています。

でも、そんなことをしていたら、お金がすぐに底をついてしまいますよね(汗)

生活に支障をきたしてしまいます!(大汗)

となれば、図書館で借りる/閲覧する/コピーするということになるわけです。

実際、それがいちばん現実的な方法です。

しかし、そうは言っても、「うちはド田舎だから(失礼)、近くに図書館がない……」という大学通信教育生も少なくないはずです。

あなたもそうですか?(たびたび失礼!)

そんな場合は、インターネットで資料を集めればいいのです。

インターネットは〝情報の宝庫〟です。

インターネット上には、じつにいろいろな情報が散在しています。

レポートの設題に見合った資料も、必ずやあるはずです。

そのようなレポート設題と関連性が高い情報を、Googleなどの検索エンジンを使って検索すればいいのです。

たとえば、明治維新政府がとった教育制度に関する資料(情報)をさがす場合は、「明治政府 教育」「明治 教育制度」などのキーワードで検索します。

すると、明治政府の教育(制度)に関連した内容(情報)をふくむサイト(ページ)が検索結果に表示されます。

あとは、その検索結果のタイトルを見ながら、〈これは役立ちそうかも〉とあなたが思うサイト(ページ)を選び、閲覧するだけです。

そこに役立つ情報が記載されていれば、ラッキーです♪

大学通信教育のレポートを作成する際の参考資料にしてしまいましょう。

ただし!

インターネットで資料をさがす際に必ず気をつけてほしいことがあります。

信頼できるサイト(ページ)の情報(記事)を参考にするということです。

インターネットはたしかに〝情報の宝庫〟ですが、そのいっぽうで〝玉石混淆〟(ぎょくせきこんこう)状態でもあります。

価値ある情報とそうでない情報が入り混じっています。

大学通信教育のレポート作成で、いいかげんな情報を参考にすることは許されません。

信頼できる情報が提供されているサイト(ページ)を見つけ出し、それを資料とすべきなのです。

「そうは言うけど、『信頼できる情報が提供されているサイト(ページ)』って、どうやって見つければいいの?」

そう思ったあなた、ご安心ください!

次の記事でしっかりご紹介します♪

秘訣16★信頼できるサイト(ページ)の見つけ方

大学通信教育のレポート作成に役立つ資料(情報)をインターネットでさがす場合、それが信頼できるサイト(ページ)かどうかということはきわめて重要です。

いいかげんな資料(情報)を使って大学通信教育のレポートを作成してはいけません(汗)

大学通信教育だって、れっきとした大学教育だからです。

それでは、信頼できるサイト(ページ)はどうやって見つければいいのでしょうか?

いちばん確実な方法は、研究者(教員)や信頼のおける団体・組織のサイト(ページ)だけが表示されるように検索するというものです。

たとえば、明治の教育制度に関する情報をさがしたいとします。

その場合は、Google(グーグル)の検索ウインドウに、「明治 教育制度 site:ac.jp」と入力して検索します。

「site:」というのは、検索したいサイトの属性を絞るときに付記します。

「ac.jp」というのは、日本の大学・短大・高等専門学校・職業訓練校などに与えられるドメインです(「ac.jp」の「ac」は、academyの略です)。

つまり、「site:ac.jp」という条件で検索すると、指定キーワードをふくむ大学や短大等のサイト(ページ)だけが検索結果に表示されるのです。

そのため、「明治 教育制度 site:ac.jp」と検索すれば、明治政府の教育制度に関する記事(情報)をふくむ大学や短大のサイト(ページ)が複数表示されるというわけです。

じつは、多くの研究者が、所属する学校のサイトのなかに自分のホームページを設置しています。

つまり、検索結果に表示されるサイト(ページ)の多くは、そうした研究者のホームページになるのです。

さらに、検索するときに、「明治 教育制度 site:ac.jp file:pdf」というように「file:pdf」を追加すると、研究者の研究論文が表示されやすくなります。

研究者の多くは、自分が書いた研究論文を「PDF」という文書専用ファイルにして自分のホームページのなかに置いているからです。

ただし、信頼できる関連サイト(ページ)がヒットするといっても、お目当ての記事(情報)ばかりが検索結果に表示されるわけではありません。

しかし、検索結果のタイトルを順に見ていけば、必ずやレポートの設題に関連が深い記事(情報)が複数見つかるはずです。

また、「ac.jp」というドメインのほかに、「go.jp」というドメインをふくむサイト(ページ)も信頼性が高いです(「go.jp」の「go」は、govermentの略です)。

「go.jp」をふくむサイト(ページ)は、政府系機関(官公庁など)のものです。

なので、ドメインを「go.jp」で指定すると、政府系機関(官公庁など)のサイト(ページ)だけを検索・表示することができます。

データや統計などをさがしたい場合は、こちらの「go.jp」で検索するほうが有効でしょう。

ぜひ活用してみてください♪

秘訣17★論理展開の順番を考える

大学通信教育において独自性のあるレポートを書くのに、他にはどんな方法があるでしょうか?

次にぼくがおすすめする方法は、論理展開の順番を考えるというものです。

これは、レポートの構成(話の流れ)をアレンジ(改変)してみるということです。

たとえば、「児童福祉法の成立の背景と概要について述べよ」という設題があったとします。

すると、多くの大学通信教育生は、〝終戦後の児童福祉に関する状況について説明し、昭和22年に成立した児童福祉法の概要を書き、その後の改正の経緯や現在の法内容について概観する……〟という流れで書くのではないかと思います。

でも、これでは他の大学通信教育生のレポートと似たり寄ったりになってしまいがちです(汗)

そこで、〝ひとひねり〟してみます。

たとえば、〝現在の児童福祉法の内容はこうである。しかし、成立当初はこのような内容であった。現在のこうした姿になるまでには、いったいどのような変遷があったのだろうか?〟というような論理展開(話の流れ)にするのです。

そうすると、〝現在の児童福祉法の概要→→児童福祉法成立時の概要→→法成立後の改正の背景や経緯〟という流れになり、これだけでもグッと独自性が感じられるレポートになってきます♪

つまり、ふつうはいちばん最後に書くであろう記述を冒頭にもってきて、話がうまく流れるようにしたわけです。

ただし、気をつけなければいけないことがあります。

あまりひねりすぎてはいけないということです。

大学通信教育のレポートに独自性を出そうとするあまり、〝ひねり〟をいくつも重ねると、逆に論理展開がめちゃくちゃなレポートになりかねません(汗)

そんなことになったら、「秘訣9★レポートの構成が論理的になるように書く」で書いたように、大きな減点の要因になってしまいます(大汗)

〝ひねり〟は多くて2つくらいやれば充分です。

1つ〝ひねり〟を加えるだけでも、かなり印象が変わるからです。

ぜひ適度な〝ひねり〟を加えて、あなたの大学通信教育のレポートを独自なものにしていきましょう♪

秘訣18★関心をもったり気になったりした箇所を詳しく書く

他にも、大学通信教育で独自性のあるレポートを作成するためのよい方法があります。

自分が関心をもったり気になったりした箇所を詳しく書くという方法です。

たとえば、「エリクソンの発達段階説について述べよ」という(発達心理学の)設題があったとします。

エリクソンの発達段階説というのは、〝人間の生涯は乳児期から老年期まで8つの発達段階に分けられ、それぞれの段階にはそれぞれの発達課題があり、その発達課題を1つ1つ乗り越えていくことで、人間の心は死ぬまで発達していく〟という考え方です。

このエリクソン説についてレポート作成する場合、たいていの大学通信教育生は、エリクソン説の基本思想についてふれたあと、乳児期から老年期までの発達課題を中心とした特徴やポイントについてまとめます。

いたってオーソドックスな書き方ですね。

そして、たいていの場合、各発達段階に関する記述量はほぼ同じくらいになっています。

しかし、もしも8つある発達段階のなかで自分が〈おもしろい!〉と感じたり興味をもったりしたところがあれば、他の発達段階の記述はわりと簡潔にして、そこだけ詳細に書き込んでもいいのです。

たとえば、「アイデンティティ」(自我同一性)が形成される青年期にもっとも関心をもったのならば、レポート全体の3割くらいの紙幅を使って、その箇所について詳しく書いてもいいということです。

そうすることで、書き手(あなた)の関心が明確なレポートに仕上げることができるし、そのことが読み手(採点者)に対しては独自性のあるレポートだという印象を与えます。

ただし、このとき、1つだけ注意すべきことがあります。

それは、関心をもったり気になったりした箇所だけ書いて済ませないということです。

つまり、エリクソン説に即して言えば、青年期のことを詳しく書いたはいいが、そのことだけしか書かず、まるでエリクソンの発達段階説には他の発達段階がないかのような書き方をしてはいけない、ということです。

逆に言えば、エリクソン説ならエリクソン説の全体像を必ずとらえたうえで、〝私はそのなかのココに興味(関心)をもちました〟というようにして、その詳細について書くということです。

このことに気をつけて、あなたが関心をもったり興味をいだいたりした箇所を詳しく書けば、あなたの大学通信教育のレポートによい評価が与えられる可能性はグッと高まるでしょう♪

秘訣19★自分の意見や考えを添える

大学通信教育で独自性のあるレポートを作成し、書き手(あなた)の個性をアピールするための重要な基準はまだあります。

それが、大学通信教育のレポート評価・採点に関する4番目の基準です。

自分の意見や考えが添えられているかというものです。

「自分の意見や考え? そんなの頭に浮かばないよぉ!」

ひょっとしたら、あなたは今そう叫んだかもしれません(汗)

でも、たとえ数行分でもいいから、自分の意見や考えを書き添えるようにしましょう。

これがあるとないとでは、あなたのレポートが採点者(教員)に与える印象が変わってきます。

「意見や考え」と言ってむずかしく聞こえるのなら、「気づいたこと、感じたこと、疑問点」などでもいいのです。

レポートの設題に関して勉強していくなかで、気づいたり疑問に思ったりすることはなにかしらあるはずです。

要は、自分のなかに湧いてきた感想や疑問を文字にしてみるということです。

それくらいの意識でやったほうが、最初は意外と書きやすいのではないでしょうか。

そして、そうした作業を積み重ねていくうちに、必ずやまとまりのある意見や考えを書き添えられるようになっていけるはずです♪

秘訣20★自分の経験に当てはめてみる

独自性のあるレポートを作成するのに、誰でも実践しやすい方法がもう1つあります。

レポート設題の内容を自分の経験に当てはめてみるという方法です。

例をあげましょう。

レポートではないですが、「ヘーゲルの弁証法について述べよ」という(大学通信教育の総合教育科目の1つである)哲学の科目終了試験の答案を採点したときの話です。

ある1枚の答案に、ヘーゲルの弁証法がひととおり概観されたあと、「この考え方を知ったことによって、私は夫婦ゲンカの解決法を学んだ」と書き添えられていました。

ヘーゲルの弁証法というのは、〝Aという立場が主張されると、それに対してBという反対の立場が主張され、その2つの相反する立場を一段高いレベルからまとめあげて融和するCという立場が主張される〟という、人間精神や国家に普遍的に見られる(とヘーゲルが考えた)発展のプロセスのことです。

そして、この答案の書き手(学生)は、ヘーゲルの弁証法のプロセスを夫婦ゲンカに当てはめ、〝ケンカをおさめるには、お互いの主張より一段高いレベルで解決策を模索すればいいのだ〟と結論づけていたのです(笑)

結論の当否は、ぼくにはわかりません(汗)

ひょっとしたら、この答案を書いた大学通信教育生は、その後、夫婦ゲンカをうまくおさめられるようになったかもしれません。

あるいは、逆の結果をまねいたかもしれません(涙)

しかし、結果はどうあれ、そうやって自分の経験に当てはめて考えようとすることは、とても重要なことです。

しかも、誰にでも実践しやすい方法だと言えます。

ぼくが大学のときに履修したゼミの先生も言っていました――

「理論や学説を頭で理解して、それだけでよしとするのではなく、それらを現実や経験に当てはめて検証してみることが重要だ。それこそが、学問の王道なのだ!」

ぜひチャレンジしてみてください♪

秘訣21★自分の意見や考え〝だけ〟を書いてはいけない

大学通信教育のレポート作成で、独自性を出すために、自分の意見や考えを書き添えることはとても重要なことです。

しかし、これには大いに注意すべきことがあります。

自分の意見や考え〝だけ〟を書いてはいけないということです。

なぜかというと、「秘訣8★レポート作成では指定の教科書や参考書をメインに使う」で述べたように、レポートは〝出席の代わり〟だからです

大学通信教育のレポートに「私は授業にきちんと出席して、先生の講義を聴いて(理解して)います」ということを〝証明〟する役割があるならば、自分の意見や考えを書くだけでは何の〝証明〟にもなりません(汗)

また、学問というものは、先行する理論や学説をきちんとふまえたうえで自分の考えや反論をとなえなければいけないので、そうした観点からも、自分の意見や考え〝だけ〟を書く(となえる)というのはよくないのです。

大学通信教育のレポートで、自分の意見や考え〝だけ〟しか書かないのは、どうやら書き手本人が、その設題(科目)の内容に関心や興味や反論がある場合に多いようです。

たとえば、あなたが小学校の先生だとします。

指定された教科書に「小学校においては、これこれの教育方法をとることが望ましい」と書いてあったとします。

でも、あなたは、その教育方法には問題が多く、それとはまるで逆の方法がいいと考えていたとします。

当然、教科書の内容=著者にモノ申したくなります。

で、レポートの始めから終わりまで反論を書いてしまう……というわけです(汗)

なかには、決められた字数を大幅にオーバーして、ここぞとばかりに書きまくる(反論しまくる)大学通信教育生もいます(震)

怖すぎます!!(涙)

引きまくります!!!(号泣)

別に、大学通信教育のレポートで、「自分の関心や興味や反論を書いてはいけない!」ということは決してありません。

書いていいんです。

いや、自分の意見や考えを書き添えたほうがいいという意味でも、書いたほうがいいんです!(「秘訣19★自分の意見や考えを添える」を参照)

でも、あくまでも、設題のポイントのまとめを主体にするのが第一ということなんです。

ぼくは、ずっと「自分の意見や考えを書き添える」と表現してきました。

こう表現してきたのは、大学通信教育のレポート作成では、設題のポイントをまとめ、〝ついでに〟意見や考えを「書き添える」というぐらいの意識でやるほうがうまくいくからです。

自分の意見や考え〝だけ〟しか書かれていないレポートは、ヘタをすると「不合格」になってしまいます(汗)

そうなれば、イチから書き直しです(大汗)

そんなのイヤですよね。

ですから、そうならないためにも、大学通信教育のレポート作成では、自分の意見や考えは「書き添える」というスタンスでいきましょう。

ちなみに、もしも教科書の内容に納得がいかず、反論したいことがあるならば、その反論をレポートにぶつけるのではなく(何度も言うように、「書き添える」ぐらいであればOK)、大学側からあらかじめ渡されている質問票などによって問い合わせるようにしましょう。

秘訣22★文章・体裁を整える

これまで、大学通信教育のレポート評価・採点に関して、重要なポイントをご紹介してきました。

そして、そのなかで、採点者(教員)がよりどころとする(はずの)4つの基準について取り上げました。

復習すると、4つの基準というのは、

  1. 設題の意図に沿うように書く
  2. レポートの構成が論理的になるように書く
  3. 独自性のあるレポートを書く
  4. 自分の考えや意見を添える

というものでした。

じつは、大学通信教育のレポートを採点・評価する基準の重要度としては、以上の4つで約8割を占めます。

それほど、これら4つの基準は、大学通信教育のレポート作成において重要なわけです。

ですから、これら4つの基準を満たすように大学通信教育のレポートを作成すれば、誰でもかなり高い評価が得られるはずです。

しかし、逆に言うと、これら4つの基準を満たすだけでは、まだ完璧だとは言えません。

もう1つ、大切な基準があるのです。

文章や体裁(ていさい)は整っているか、というものです。

たとえば、これまでご紹介してきた4つの基準をすべて完璧に満たすようにして大学通信教育のレポートを作成したとしても、文章が乱れていたり、体裁(レポートの形式)がおかしかったりすれば、そのぶん評価は低くなります。

いくらいい内容で独自性にあふれるレポートだったとしても、採点者(教員)が「すげー読みにくっ!」と思うような悪文や体裁であれば、当然のように評価は低くなってしまいます(汗)

いや、意外と多いんです、そうしたレポートが……

「もったいないなぁ」と思います。

ですから、ぜひレポートを清書(印刷)する前に一度は読み直し、意味がとりにくいと感じられた文章や体裁は手直ししてください。

秘訣11★レポートは提出前に必ず人に読んでもらう」で述べたように、レポート提出前に必ず人に読んでもらうようにすれば、効率的・効果的に作業が進められるはずです。

「でも、文章や体裁を手直しするってひと口に言うけど、いったいどんなことに気をつければいいの?」

あなたのそんな声が聞こえてきそうですね。

順にご紹介していくことにしましょう。

誰でも〝いい文章〟が書ける15のノウハウ

ノウハウ1★主語に対して述語を正しく対応させる

文章・体裁(ていさい)を整えるためには、どんなところに気をつければいいのでしょうか?

まず重要なのが、主語に対して述語が正しく対応しているか、ということです。

主語と述語が正しく対応していない文章は、読みにくく、理解しにくく、誤解をまねきがちです(汗)

たとえば、

徳川幕府は諸大名に参勤交代を課したが、これは自分の領地から江戸へ出向するもので、そのため経済的に疲弊した。

というような文章です。

この文章の場合、主語が2つ足りませんが、たんに読みにくいばかりでなく、〝徳川幕府が自分の領地から江戸へ出向する〟〝徳川幕府が経済的に疲弊した〟という誤った意味になってしまっています。

そうならないようにするには、

徳川幕府は諸大名に参勤交代を課したが、この参勤交代とは大名が自分の領地から江戸へ出向するもので、そのため各藩は経済的に疲弊した。

というように、きちんと主語を入れてやる必要があるわけです。

えっ、こんな文章は書かない?

たしかに、上の例文は悪文の部類に入ります。

もしも自分で上のような文章を見直して、何の問題も感じないとしたら、その人は死にもの狂いで文章修行をする必要があります(汗)

でもね、やっぱりあったんです。

主語と述語が正しく対応していないレポートが……

ただし、たいていの場合は、始めから終わりまで悪文のオンパレードというわけではなく、あっても1つか2つある程度です。

そこだけ気が抜けちゃったんでしょうか?

みごとに主語が抜けて無意味な文章になっていたり、逆に主語が2つあって「どっちなんだぁー!?」状態になっていたりしました。

でも、こうした文章は1つ2つあるだけでも、しっかり減点対象になってしまいます(汗)

一度でも読み返せば、こうした文章を発見できる確率は高いはずです。

つまらない失点を防ぐためにも、充分に気をつけましょう。

ノウハウ2★接続詞を正しく使う

大学通信教育のレポート作成では、接続詞を正しく使うことも重要です。

接続詞というのは、〝そして〟〝しかし〟〝だから〟〝さらに〟など、文章と文章のあいだに入れて意味をつなげる役割を果たす言葉のことです。

1つのレポートのなかで、何度も使う言葉のはずです。

あまりに日常的な言葉なので、なにげなく使っている大学通信教育生の方は多いのではないでしょうか。

ところが、接続詞の使い方が不適切だと、〝意味の流れ〟がおかしくなり、読み手(採点者)を混乱させてしまいます(汗)

たとえば、本来〝そして〟で接続しなければいけない文章を〝しかし〟で接続したとします。

〝しかし〟という接続詞は、次の文章で前の文章とは逆の意味のことを述べようとするときに使いますよね。

そのため、読み手(採点者)は当然、〈次の文章で話を否定的・逆説的に進めようとするのだろう〉と予測して読み進めます。

ところが、そこに前の文章の意味を肯定的・順接的に受け継ぐ文章が書かれていると、読み手は「あれっ、どういうこと?」と一瞬混乱してしまいます。

すると、読み手は、もう一度前の文章にもどり、読みなおさなければいけなくなります。

つまり、接続詞の使い方を誤ると、読み手(採点者)によけいな労力を使わせてしまうというわけです。

このミスは、あなたの大学通信教育のレポートに対する評価を、わずかではあれ下げてしまいます。

接続詞の誤用が多ければ、目に見えて評価が下がってしまう恐れもあります(汗)

こうしたことを防ぐには、「秘訣11★レポートは提出前に必ず人に読んでもらう」で述べたように、大学通信教育生の友だちや家族に、自分のレポートを冷静な目で読んでもらう方法をとるのがいちばんです。

〝たかが接続詞、されど接続詞〟です。

今後は、接続詞を使うときは、適切な接続詞を選んでいるか、少し注意するようにしてみましょう。

ノウハウ3★「である」調か「です・ます」調のどちらかに統一する

大学通信教育のレポートを評価・採点していると、文章の調子がコロコロと切り替わるレポートに出合うことがありました。

「である」調と「です・ます」調が混在したレポートです(汗)

最初は〝~という傾向が見られるのである〟〝~だととらえることができるだろう〟といった「である」調で書かれていたのが、あるところから急に〝~だと考えられます〟〝~ではないでしょうか?〟と「です・ます」調になるのです。

ひどい場合だと、「である」調と「です・ます」調が何度も繰り返されます(汗)

はっきり言って、こうしたレポートは読みにくいし、ヘンです!(大汗)

必ず「である」調か「です・ます」調のどちらか一方に統一するようにしましょう!

それにしても、なぜ「である」調と「です・ます」調が混在してしまうのでしょうか?

その理由は明らかです。

教科書や指定された参考書、あるいは自分で用意した文献・資料に書かれている文章を、あちこちからそのまま拝借するからです(汗)

これは、レポート作成にあまり時間がさけない大学通信教育生がやってしまいやすいことのようです。

「そのまま文章を拝借して、手早く済ませたい」

そう思うようです。

気持ちはわかります……が、だからといって、他人の文章をそのまま拝借するのはよくありません。

ご法度です!(汗)

やめましょう!!

引用であれば許容範囲ですが、無断転載は著作権法違反です(大汗)

あるいは、他人の文章をそのまま拝借しているわけではなくても、あいた時間にちょこちょことレポート作成しているうちに、いつのまにか「である」調と「です・ます」調が混在してしまう場合もあるようです。

でも、その場合でも、下書きの段階できちんと見直せば、両者の混在は簡単に発見できるはずです。

要は、見直しが足りないのです(汗)

ちなみに、「である」調と「です・ます」調のどちらに統一すればいいのかと迷う大学通信教育生がいるようですが、1本のレポートのなかでどちらかに統一されていればかまわないと、ぼくは考えています。

ただし、「アカデミックな論文やレポートにおいては『である』調で統一すべきだ」と考えている採点者(教員)がいるとか、大学から渡された〝履修の手引き〟のたぐいに「『である』調で書くべし」と書かれているのなら、それに従うのが無難です。

なお、引用と無断転載については、「ノウハウ14★引用のしかた」と「ノウハウ15★引用と転載の違いとは?」を参照してください。

ノウハウ4★用字・用語を統一する

大学通信教育のレポートを評価・採点していて、用字・用語が統一されていないと、とても気になりました。

用字・用語というのは、〝文字や字句の書き表し方〟のことです。

この用字・用語が統一されていない大学通信教育のレポートがかなりあったのです。

たとえば、あるところで「~とみなされている」と書いているのに、別のところでは「~と見なされている」と書かれているようなケースです。

「なんでそんなことが気になるの?」

そう思いました?

たしかに、1ヵ所、2ヵ所程度であれば、あまり気になりません。

でも、他の用字・用語もあわせて、何ヵ所もそうしたところがあると、かなり気になります。

いや、気になる以上に、レポートそのものが雑に見えてきてしまいます(汗)

つまり、〈細かいところまでていねいにチェックして仕上げていないな〉と感じられてしまうのです。

ヘタをすると、〈レポート作成にいいかげんに取り組んでいる!〉とさえ思われてしまいかねません(汗)

そうなると、まちがいなく減点対象です(大汗)

大学通信教育のレポートは、多くてもせいぜい原稿用紙8枚です。

その短い紙幅のなかで、用字・用語を統一するのは、そんなにむずかしいことではありません。

多少の注意力や時間があれば、わりと簡単に統一できるものです。

それによってつまらない減点を防げるのですから、今後は、ぜひ用字・用語の統一をするように心がけましょう。

ノウハウ5★1つの文章を短くする

大学通信教育のレポートを評価・採点していると、一文がやたらに長い文章に出くわすことがありました。

たとえば、〝~は~であるため、~であると考えられ、~なので、~だと言えるうえに、~なのであるから、~なのである〟というようなたぐいの文章です。

ひどいのになると、1つの文章が400字詰め原稿用紙の3分の2ぐらい延々と続きます(汗)

こうした文章は、読んでいると、息が詰まってしまいます(大汗)

誰でも文章を読むときは、句点(。)があるところまで一気に読もうとするものです。

文章の途中で区切って読んでしまうと、意味がとりづらくなるからです。

しかも、これはぼくだけのクセかもしれませんが、1つの文章を読むあいだは無意識的に息を止めています(汗)

文章の意味を理解しようと集中するからです。

そのため、1つの文章が長いと息継ぎする箇所がなく、窒息状態になってしまいます!

ほんと苦しいです!!

やめてください!!! m(__)m

一文が長い文章は、たいていどこかの読点(、)で分けることができるものです。

たとえば、先ほどの例文であれば、〝~は~である。そのため、~であると考えられる。また、~なので、~だと言える。そのうえ、~なのであるから、~なのである〟というように分けることができるはずです。

このようにしたほうが文章にリズムが出るし、なんといってもわかりやすくなるし、読みやすくもなります。

そうすれば必然的に、レポート評価でつまらない失点をせずにすみます。

まずは自分自身の目で、やたら長すぎる文章はないか見直してみる。

そして、できれば、同じ大学通信教育生同士で結成した〝見せ合いっこ同盟〟の友だちにチェックしてもらう。

そうすれば、あなたの大学通信教育のレポートはかなり読みやすくなるはずですよ♪

ノウハウ6★適度に改行する

大学通信教育のレポート評価・採点をしていると、みっちりと文字が詰まって、紙面が黒々としたレポートに出合うことがありました。

そんなときは思わず、心のなかで、「キタ━(゚∀゚)━!!」と叫んでしまっていました(汗)

決してうれしいわけではありません!

たんなる悲鳴です!!(大汗)

こうしたレポートは、採点者(教員)泣かせです。

なぜなら、読んでいて息が詰まるからです!

じつは、みっちりと文字が詰まって紙面が黒々したレポートには共通点があります。

改行が異様に少ないということです。

こうしたレポートは、2ページか3ページに1回の割合でしか改行がありません。

ひどいのになると、最初から終わりまで改行が1つもないレポートがあります(汗)

まるで読み手(採点者)のことなど考えていないかのようです……(涙)

書きたいことが山ほどありすぎて、改行すると書ききれないから、あえて改行しないのでしょうか?

でも、もしもそうであったとしても、もう少し文章をつづめて、改行してもなんとか規定の枚数におさまるようにまとめてほしいのです。

それでは、改行はどれくらいあればいいのでしょうか?

ぼくの考えでは、改行は、レポート1ページ(400字)につき1つか2つあるのが理想です。

1つか2つ改行すると、適度に余白ができ、窮屈さが緩和されます。

そのため、採点者(教員)がとても読みやすくなるのです。

逆に、レポート1ページにつき改行が3つ以上もあると、今度は余白ができすぎて、スカスカになってしまいます。

意地悪な(?)採点者であれば、〈なんだ、こいつ。書くことがないから、改行して字数を稼いでいるのか?〉と受けとられてしまい、しっかりと減点されてしまいかねません(汗)

じつにつまらない失点です(大汗)

改行は、少なすぎても多すぎてもいけません。

その加減のしかたはむずかしいかもしれませんが、要は、大学通信教育のレポートであっても、読む人のことを意識してレポート作成すれば、おのずと適度な改行になるはずです。

秘訣11★レポートは提出前に必ず人に読んでもらう」で述べたように、レポートを提出する前に他の人に読んでもらうようにすれば、より効果的でしょう。

ノウハウ7★指定された字数におさめる

大学通信教育のレポートは、たいてい枚数(字数)が決まっています。

〝○枚以上なら、いくらでも書いていいですよ〟なんていう大学(通信教育)はないはずです。

というより、たかが(?)1本のレポートを作成するのに「100枚書くぞ~(炎)」と燃える大学通信教育生がいたら怖すぎます……(震)

でも、規定の枚数を〝数枚〟超えるレポートであれば、よくお目にかかります。

大学通信教育生の多くは、レポート作成を面倒くさく感じ、フーフー言いながら書き上げているはずです。

そのため、規定の枚数を超えているレポートは、熱心に作成した証し(あかし)であるかのように見えます。

実際、そう評価する採点者(教員)もいます。

しかし!

ぼくは、必ずしもそうは思いません(汗)

なぜなら、レポートを規定の枚数(字数)におさめるのも〝実力のうち〟だと考えるからです。

レポートの枚数が8枚(3200字)以内と決められているなら、その範囲内でぴったりおさめるべきだと思います。

そうしないと、いつまでたっても〝物事をまとめる力〟=〝要約力〟がつきません。

たとえば、雑誌を思い出してください。

さまざまな雑誌に掲載されている記事やコラムは、字数(ページ数)が決まっています。

その決められた範囲のなかで、記者やコラムニストたちは、決められたテーマについて、読者に最大限の理解がもたらされるような書き方をします。

どう書けばベストの記事になるか、いつも脳ミソをふりしぼって工夫しているのです。

その積み重ねの結果、彼らは、ゆるぎない〝要約力〟を身につけていきます。

ぼくは、大学通信教育のレポート作成でも、この〝要約力〟を身につけることが求められていると確信しています。

また、この力はなにも、大学通信教育のレポート作成だけに必要なものでは決してありません。

報告書の作成や企画提案など、あなたが仕事をするうえでも大いに役立ちます。

大学通信教育のレポート作成は、そのための〝修行〟あるいは〝練習の場〟であると考えればいいでしょう。

あなたが在籍している大学通信教育のレポートの枚数が8枚と決められているとしたら、なるべく8枚ぴったりにおさまるように書きましょう。

字数は多すぎても少なすぎてもいけません。

8枚の場合は、3000~3200字でまとめるのが妥当でしょう。

規定の枚数や字数を守って、ぜひ〝要約力〟を身につけてください。

ノウハウ8★誤字・脱字をなくす

大学通信教育のレポートを評価・採点していると、やたら誤字・脱字が多いレポートがありました。

〝~なの(で)ある〟〝にもか(か)わらず~〟といったような単純な脱字から、〝権利を犯す(侵す)〟〝一定の割合を閉めている(占めている)〟というような間違った記憶や不注意による誤字までさまざまです。

また、レポートを一部書き直そうと修正液で消したはいいが、上書きするのを忘れて、〝1行まるまる真っ白け〟なんていうレポートもありました(汗)

こうした誤字・脱字には、ある大まかな傾向が見られました。

誤字・脱字はすべてのレポートに均等に見られるというものではなく、それが多いレポートと少ない(皆無の)レポートにはっきり分かれるということです。

つまり、誤字・脱字を〝多発〟する大学通信教育生と、そうでない大学通信教育生がいるということです(汗)

1本のレポートのなかで5個以上の誤字・脱字が見受けられれば、そのレポートは〝多発〟の部類に入ります。

なかには、〝誤字、誤字、脱字、誤字、脱字、上書き忘れて真っ白け……〟というように、これでもかというくらい誤字・脱字がオンパレードのレポートもまれにありました。

ここまでくると、もはやフォローのしようがありません(汗)

採点者は、泣く泣く(?)大減点せざるをえないのです(大汗)

誤字・脱字も、立派な減点対象です。

極端な話、どんなにレポートの構成や内容がよく、流れるような文章であったとしても、誤字・脱字が多ければ満足な評価は得られません。

1つか2つくらいの誤字・脱字であれば、〝ご愛嬌〟(ごあいきょう)程度ですみますが、5つも6つも誤字・脱字があると、〈レポート作成にいいかげんに取り組んでいる〉と思われてしまうからです(汗)

そうならないためにも、下書きの段階で自分でじっくり推敲(すいこう)し、さらには、「秘訣11★レポートは提出前に必ず人に読んでもらう」でおすすめしたように、できればスクーリングなどで知り合いになった大学通信教育仲間に読んでもらうようにしましょう。

ノウハウ9★ワープロの変換ミスをなくす

どんなにいい構成や内容、文章のレポートであっても、誤字・脱字が目立つと、レポートそのものの評価を落としてしまいます。

もしも買った本に誤字・脱字が多かったら、あなたはその本の著者や内容に対して不信感をもってしまうとは思いませんか?

〈多くの誤字・脱字を発見できない〝チェックが粗い〟人の言うことを、どこまで信用できるのか?〉と、たぶん直感的に思ってしまうからです(汗)

人間は完璧ではないので、どんなに注意深い大学通信教育生でも、必ず誤字・脱字はしてしまうものです。

しかし、その頻度が多いと、レポートの質を落としてしまいかねません。

デジタル化した現代において、この誤字・脱字で目立ったのが、ワープロの変換ミスです。

ぼくが教員をしていた時期(2000~2009)でも、印象ではあるものの、大学通信教育のレポートの7~8割は、ワープロ(パソコン)によって作成されていました。

そのこと自体は、なんら問題ではありません。

問題なのは、ワープロ(パソコン)で作成されたレポートでは、手書きでは考えられないような誤字が見受けられることです。

たとえば――

  • ~では中ろうか?(~ではなかろうか?)
  • ○○博士は、~と戸名えた(唱えた)
  • sっ夜会福祉(社会福祉:「SYYAKAI」と「Y」を1つ多く打鍵したため)

というような誤字です(汗)

これらの誤字は、すべて誤変換や誤操作による単純なミスです。

さらに、ワープロの誤字でやっかいなのは、1つ1つの言葉だけを見れば間違いではないけれども、組み合わせが間違っている場合です。

たとえば――

  • ~という著書を表した(著した)
  • その原因は、~という群衆心理によるものである(群集心理)
  • 物価の上昇を押さえるために(抑える)

というような誤字です。

こうしたたぐいの誤字は、よく注意して推敲(すいこう)しないと、言葉自体が間違っているわけではないため、うっかり見落としてしまいがちです。

とくに、〈〝物価の上昇を押さえる〟という使い方(組み合わせ)でいいのだ〉と確信的な勘違いをしていると、自分でその間違いに気づくことは不可能です(汗)

また、ワープロ(パソコン)を使ったレポート作成では、手書きの場合とはちがい、〝実際に字を書く〟という行為をしません。

行為としてはキーボードしか打っておらず、実際に字を書いてはいません。

手書きだと、実際に字を書くという行為をしているので、書いている途中で「あれっ、なんかヘンだな?」と誤字に気づきやすいものです。

しかし、ワープロ(パソコン)を使ったレポート作成では、キーボードを打つことで間接的にしか文字を書かないので、誤字に対する気づきを得られにくいという欠点があります。

しかし、いずれにせよ、ワープロ(パソコン)による誤字も、レポートを提出する前に他の人に読んでもらうようにすれば、かなり防ぐことができます。(「秘訣11★レポートは提出前に必ず人に読んでもらう」を参照)

そうすれば、あなたのレポートには、あなたががんばった分だけの正当な評価・採点が与えられるはずです。

ノウハウ10★むずかしい文章表現をやさしくする

大学通信教育のレポートを作成するのに、教科書の他にも入門書や学術専門書、論文などを参照しようとして、それらのテキストを読んだとき、〈内容も文章もむずかしいなぁ……〉と感じることがあるはずです。

でも、そう感じながらも、そこに書かれている文章のテイスト(調子)そのままに(丸写しはご法度です!)、レポートを作成してしまう大学通信教育生が少なからずいました。

たしかに、「秘訣4★テキストの内容が理解できないときは?」で述べたように、テキストの内容を100%理解できなくてもレポートを作成していいのですが、少なくとも文章ぐらいは、なんとか自分なりのテイストにしたいものです。

文章を自分なりのテイストにするためのいちばん簡単な方法は、むずかしい文章表現をやさしくするというものです。

ふつう学者が書いた本には、お硬い文章表現がいっぱい出てきます。

そうした硬い文章表現を、日常的なやさしい文章表現に直せばいいのです。

例を挙げてみましょう。

西洋哲学史のテキストに次のような文章があったとします――

ソクラテスの思想を継承したプラトンはイデア論を首唱したが、このイデア論というのは物事の本質を「イデア」として把握する思想であり、イデアは現実世界において人々が「真・善・美」を志向するための根拠となるものであるが、彼のこうした思想はさらに弟子のアリストテレスに継承され、また新たな展開を呈することとなった。

なんともお硬い文章ですね(汗)

これをやさしい表現にしてみましょう。

ソクラテスの思想を受け継いだプラトンは西洋哲学の歴史の上ではじめてイデア論を唱えたが、このイデア論というのはものごとの本質を「イデア」としてとらえる思想であり、イデアは現実の世界に生きる人びとが「ほんとうのこと・よいこと・美しいこと」をめざすためのよりどころとなるものであるが、彼のこうした思想はさらに弟子のアリストテレスに引き継がれ、また新たに展開していった。

どうですか、少しはやさしくなりましたか?

ここで行なったことは、

  • 「○○する」という漢字2文字からなる動詞を日常的な言葉(動詞)に置き換えた
  • むずかしい名詞を日常的なやさしい名詞に置き換えた
  • 漢字をひらがなにした

の3つです。

この結果、漢字の量が減り、黒々した字面(じづら)が少し白っぽくなり、気分的にやや読みやすくなったのではないかと思います。

この文章をさらに、「ノウハウ5★1つの文章を短くする」で述べたように、いくつかの文章に分けてみます。

ソクラテスの思想を受け継いだプラトンは、西洋哲学の歴史の上ではじめてイデア論を唱えた。イデア論というのは、ものごとの本質を「イデア」としてとらえる思想である。また、イデアは、現実の世界に生きる人びとが「ほんとうのこと・よいこと・美しいこと」をめざすためのよりどころとなるものである。そして、彼のこうした思想は、さらに弟子のアリストテレスに引き継がれ、また新たに展開していった。”

……てな感じでしょうか。

最初の文章にくらべると、だいぶ文章がやわらかく、また読みやすくなったと思います。

ここで重要なのは、むずかしい表現をやさしくしたり、長い文章を短く区切ったりしてできる文章は、決してひととおりではない、ということです。

極端に言えば、人の数だけ、できる文章の数はあるはずなのです。

だからこそ、自分なりのテイストが出せ、独自性のあるレポートとなるのです。

むずかしい文章をやさしくする作業は、慣れないうちはむずかしく感じるかもしれませんが、めげずに積極的にトライしてみてください。

ノウハウ11★箇条書きの使用は必要最低限にする

大学通信教育のレポートを作成するとき、箇条書きを使う大学通信教育生は多いと思います。

実際、ぼくが評価・採点してきた大学通信教育のレポートにも、箇条書きを使っているものは数多くありました。

箇条書きには、重要なポイントを内容的にも視覚的にも明確にし、読み手に理解しやすくさせるという大きなメリットがあります。

なので、箇条書きを使うことそのものは、おおいにけっこうです。

しかし、箇条書きを多く使いすぎるのは、あまりよくないことだと、ぼくは考えます。

なぜなら、箇条書きを使うと、レポートで定められた字数や書くべき内容量を減らしてしまうからです(汗)

箇条書きって、たいてい1つの項目を書き終わるごとに改行しますよね?

改行は、項目が少なければ3つほどで済みますが、多いと7つも8つも続きます。

すると、字数によっては、箇条書きをしたところが余白でスカスカになります。

つまり、その余白の分だけ字数が〝ムダ〟になるわけです。

しかも、ごていねいに、項目と項目のあいだが1行あきになっているレポートもあります!

そんなのは、もうスッカスッカです!!(汗)

箇条書きを多用すると、採点者(教員)によっては、〈こいつ、わざと字数を稼いでいるぞ!〉とみなされて、減点になります(大汗)

原稿用紙の3分の2を占めるくらいに箇条書きが使われていると、確実に減点です!

そうした箇条書きが1本のレポートのなかに複数あれば、もっと減点です!!(極汗)

箇条書きが多いと、レポートに見えません。

メモ書きに見えてしまいます。

なので、箇条書きは〝ここぞ!〟というところだけ使うようにしましょう。

「〝ここぞ!〟というところ」とは、レポートの核心にふれる内容で、しかも要点を明確にしたい箇所です。

そうでないと、逆に箇条書きの効果が薄れてしまいます。

大学通信教育のレポートでは、内容はなるべく文章にする。

そして、箇条書きは、〝ここぞ!〟というところのみで使い、必要最低限に抑える。

これこそが、大学通信教育のレポートにおける箇条書きの効果的な使い方だと考えます。

ノウハウ12★見出しを活用する

あなたは、大学通信教育のレポート作成をするとき、見出し(大見出し、小見出しなど)を使いますか?

もしも大学側で「レポートを書くのに見出しを使っちゃいかん!」という〝お触れ〟が出ているのなら使うことはできませんが(そんな大学があるかどうかはわかりませんが)、そうでないのなら見出しを活用しましょう。

見出しを使うメリットは、レポートの構成が明確化され、書くべき内容を簡単にまとめられるという点にあります。

まず、レポートに書くべき内容を決め、それをどのようにして書くのかという大枠を決めたら、目次立てをします。

この目次立てが、そのまま見出しとして使えるわけです。

ただし、見出しをつける際には1つ注意点があります。

見出しは、できれば2階層、多くても3階層までにするということです。

2階層の見出しというのは、たとえば、

 【1】エリクソンの発達段階説

   (1)乳幼児期

というものです。

3階層の見出しというのは、

 【1】エリクソンの発達段階説

   (1)乳幼児期

    (a)発達課題

というものです。

見出しの階層が増えれば、それだけ行を消費し、字数が減ります。

これが4階層の見出しにでもなったら、書くべき内容にかけられる字数がかなり減ってしまうのは一目瞭然(いちもくりょうぜん)です。

評価が厳しい先生であれば、〈こいつ、字数を稼ぐためにこんなことやってるな!〉と思われてしまいかねません(汗)

そこまで誤解されることはないにしても、数多い見出しのために記述不足だという印象を与えてしまうことは避けられないでしょう。

そうならないためにも、見出しはできれば2階層にとどめたいものです。

さて、話を戻すと――

目次立て=見出しを使った構成が決まったら、あとは見出しごとに何文字かけて書いていくかを考えます。

たとえば、3200字のレポートであれば、

〈大見出しの【1】【2】【3】は、【2】の内容が【1】と【3】にくらべて重要だから、そこだけ1400字にして、あとの2つはそれぞれ900字にする。で、その【2】の大見出し(1400字)の下位にある3つの小見出し(1)、(2)、(3)は、それぞれ500字、400字、500字にする。次に、【1】の大見出しの下位にある2つの小見出しは……〉

というぐあいに考えていくのです。

見出しなしで、いきなり3200字のレポートを書こうとすると、書く量がとても多く感じられ、途方に暮れてしまいます。

ヘタすりゃ、貧血です(汗)

でも、見出しをつければ、区切られた小目標ごとに書いていけばいいので、レポートがグッと書きやすくなります。

それに、レポートを評価・採点する採点者(教員)も、レポートの構成を瞬時にとらえることができるので、好印象をもちます。

それによって、評価を上げてもらえるかもしれません。

これまで大学通信教育のレポートで見出しを使っていなかったのなら、ぜひ見出しを活用してみてください。

ホント、レポートを書くのがラクになりますよ♪

ノウハウ13★ウィキペディアの利用法

大学通信教育のレポートを作成するのに、「ウィキペディア(wikipedia)」を利用する大学通信教育生は数多くいるはずです。

「ウィキペディア」というのは、インターネット上で無料で参照できる百科事典のことです。

調べたい項目や言葉を検索窓に入力して検索すると、すぐに目当てのページに飛ぶことができるので、実物の百科事典より使い勝手がとてもよいのが特徴です。

しかも、じつに数多くの項目について詳しい解説がされています。

まさに、インターネット時代における大学通信教育生の必須アイテムだと言えるでしょう。

大学通信教育のレポートを作成するのに、ウィキペディアを利用すること自体は、決して悪いことではありません。

しかし、ウィキペディアを使う際には注意してほしいことがあります。

ウィキペディアを典拠に、その文章をそのまま引用しないほうがいいということです。

言うまでもないことですが、ウィキペディアの文章をあたかも自分で書いた文章のごとくレポートに書くのはご法度です!

無断転載はやめましょう!!(汗)

しかし、それだけにとどまらず、大学通信教育のレポートのなかで、何かの説明や自分の考えの根拠としてウィキペディアの文章を引用するのもやめたほうがいいと、ぼくは考えています。

なぜか?

それは、ウィキペディアの解説は、文責の所在がわからないからです。

「文責」というのは、書かれた文章についての責任のことです。

本であれば、文章の責任は著者にあります。

しかし、ウィキペディアの場合、不特定多数のユーザーが自由に編集できるので、そこに書いてある文章の責任は誰にもありません。

ということは、内容が不正確であったとしても、それが放置されている可能性があるわけです。

大学通信教育のレポートの典拠とするには、ウィキペディアは信頼に欠けるのです。

とはいえ、まるで逆のことを言うようで恐縮ですが(汗)、たしかに内容に誤りや偏りが見られる項目はありますが、おおかたの概要を知るにはウィキペディアはとても役立ちます。

そこで、大学通信教育のレポート作成においては、ウィキペディアに書いてあることを参考に、さらに、その内容については必ず研究者が書いた他の著書や資料によって〝ウラをとる〟ようにしましょう。

そうすれば、ウィキペディアによってすばやく要点をつかむことができ、さらに、レポートに誤った内容を書く恐れがほとんどなくなります。

ウィキペディアという〝インターネット時代の便利ツール〟は、賢く利用することで、あなたの大きな武器となるはずです。

ノウハウ14★引用では典拠を示す

大学通信教育のレポートを作成していて、テキストや参考文献に書かれている文章を引用することはよくあることです。

しかし、テキストや参考文献から引用する際のルールがしっかりと守られていないレポートがあとを絶ちませんでした。

まず、論外だったのは、本人の文章とテキスト(参考文献)の文章との見分けがつかないレポートです。

つまり、どこまでが本人の文章で、どこからが引用なのか、さっぱりわからないレポートです。

〈あれ? この文章どこかで見たことあるぞ……〉

そう思って心当たりの本を見てみたら、図星だったケースが何度かありました。

これは、まちがいなく著作権法違反です。

窃盗と同じです!(汗)

万が一訴えられても、文句を言えません!(大汗)

もしかしたら、あなたは、「たかがレポートで、そんな……」と思うかもしれません。

じつは、本や論文などの著作物はもちろん、他人のホームページやブログの文章は「知的財産」なのですが、この知的財産は財産であるので、法的には所有物と同じ扱いになります。

あなたは、自分の所有物である傘を他人がちゃっかり自分の物にしていたら、どう思いますか?

「このドロボーめ!」と激怒しますよね?

文章も同じです。

著作権に対する知識がなく、そのためまるで悪意はないとしても、他人の文章をまるで自分の文章であるかのごとく使用してしまうのは、他人の傘を無断で自分の物にしてしまうのと同じ行為なのです。

なので、絶対にやめましょう!!

一方で、引用文がテキスト(参考文献)の文章ときちんと区別されていても、引用する際のルールがきちんと守られていないレポートがけっこうありました。

引用の典拠が不明確なレポートです。

つまり、〝何という書の何ページからの引用か〟ということがきちんと書かれていないのです。

引用するときのルールとしては、引用文をカギカッコでくくるなり、引用文そのものを段落下げして、誰が見ても〝本文〟とは違うということがわかるように区別しておいて、その最後に書名、著者(訳者)名、版元、出版年月、ページ数を添えます。

たとえば、

「~~~」(『○×○×』△△△著、□□社、2022/5、p.xx)

という感じです。

もしも字数などの関係で典拠が添えられないのであれば、「(1)」などの註番号をつけ、レポート末尾の参考文献リストで示します。

ちなみに、参考文献リストは、本文の枚数としてはカウントされません。

では、なぜ引用文献と引用箇所を示さなければならないのかというと、読み手(採点者)の必要に応じて、実際の引用箇所を参照できるようにするためです。

これは、引用文が本物かどうかという疑いを確かめるためではありません。

少なくともぼくの場合は、その引用文が、典拠となった書(論文)の文脈から切り離されて使われていないかどうかを確認するためでした。

もちろん、引用文のすべてについて確かめていたわけではありません。

「ん?」と引っかかったものについてだけ、何度か確かめた程度でした。

他の採点者(教員)が、この点についてどうしているのかは、ぼくにはわかりません。

そんな面倒なことはやらない採点者(教員)のほうが多いでしょう。

しかし、たとえそうだとしても、読み手が実際に引用文に当たりたいと思ったときに、その引用文にたどり着けるに足るだけの情報を添えなければいけないことだけははっきりと言えるでしょう。

ノウハウ15★引用と転載の違いとは?

大学通信教育のレポート作成をするとき、たとえば、自分の説明(考え)を根拠づけるために、教科書や参考文献の文章の一部を「引用」するということは、よくあります。

「引用」は著作権法で認められている正当な行為なので、まるで問題ありません。

しかし、「引用」ではなく「転載」になると問題です。

「引用」というのは、「goo辞書」によると、「人の言葉や文章を、自分の話や文の中に引いて用いること」です。 (2022年5月現在)

まさに、今の文章(↑)が引用の例です。

これに対して、「転載」というのは、同じ「goo辞書」によると、「既刊の印刷物の文章などを写し取って、そのまま他の刊行物に載せること」です。(2022年5月現在)

しかし、引用と転載の違いは、上の定義を読んだだけではわかりづらいと思います。

ここでは、わかりやすいように、ブログの記事を書くという状況を想定して例を挙げてみましょう。

たとえば、ぼくと同じように〝大学通信教育のレポート作成〟に関する記事を書いている人(Aさん)がいるとします。

Aさんは、たまたまぼくのコンテンツを見つけて、「これはすばらしい!」と感激したとします(笑)

そして、さっそく自分のブログの記事で紹介することにしました。

以下に記事の例を2つ挙げておきます。

どちらが引用で、どちらが転載でしょうか?

 ※以下は、「ノウハウ14★引用では典拠を示す」のなかの文章を使っています。

【例1】

大学通信教育のレポートを作成するときに、教科書や参考文献などを引用することがあります。

でも、「大学通信教育レポート作成必勝法」というサイトの「ノウハウ14★引用では典拠を示す」というところを見ると、引用のルールがしっかり守られていないレポートがあるそうです。

まず1つめは、「本人の文章とテキスト(参考文献)の文章との見分けがつかないレポートです」。

これは、採点する先生の目から見ると、バレる確率が高いようです。

もしも見つかったら……(続く)

【例2】

大学通信教育のレポート作成をするときに、教科書や参考書から文章を引用することはよくありますが、そのときに注意しなければいけないことがあります。

たまたま見つけた「大学通信教育レポート作成必勝法」というサイトには、こう書いてありました。

以下に抜粋しておきます♪

(↓ここから)

まず、論外だったのは、本人の文章とテキスト(参考文献)の文章との見分けがつかないレポートです。

つまり、どこまでが本人の文章で、どこからが引用なのか、さっぱりわからないレポートです。

〈あれ? この文章どこかで見たことあるぞ……〉

そう思って心当たりの本を見てみたら、……(続く)


もうおわかりですよね?

【例1】は引用ですが、【例2】は完全に転載です!

「抜粋しておきます♪」なんて言ってもダメです。

「♪」マークが可愛らしくつけられていても、許しません!!(笑)

それに、ぼくのコンテンツへのリンクも貼られていません(怒)

どうやっても言い逃れができない完全なルール違反です。

上記の2つの例を見くらべていただければわかるように、【例1】はAさん自身の文章が「主」で、ぼくの文章が「従」になっています。

一方、【例2】はAさんの文章よりも、ぼくの文章のほうが「主」になっています。

ここが、引用か転載かを分ける最大のポイントです。

つまり、

自分の文章が「主」で、他人の文章が「従」であれば引用

自分の文章よりも他人の文章のほうが「主」であれば転載

こうしたことを目安として頭に入れておけば、転載してしまう失敗はほとんどなくなるはずです。

転載したからといって、大学通信教育のレポートで大きなダメージを受けることはないでしょうが(せいぜいレポートの再提出を義務づけられる程度)、文章を書くうえでのマナーですから、ぜひ気をつけるようにしましょう。

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