運慶作品31体をわかりやすく解説!

運慶
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運慶作品(1):円成寺(奈良県) 大日如来坐像

円成寺の大日如来坐像は、運慶のデビュー作です

国宝です。

完成は1176年。

台座の裏に「大仏師康慶実弟子運慶」(大仏師・康慶の実の子どもで弟子である運慶)と書かれていることから運慶の作品であることがわかっています。

像の高さは93.4cm。

それほど大きくはありませんが、肌にハリがあり、均整がとれた引き締まった体つきをしています。

眼は水晶を入れた「玉眼」(ぎょくがん)のため、まるで生きているかのような輝きと潤いがあります。

頬はハリがありながらもふっくらとして若々しく、背筋が伸びた美しい姿勢をしています。

そして、手は高い位置で智拳印(ちけんいん:金剛界大日如来が結ぶ印)を結んでいます。

表面は金箔(きんぱく)が剥(は)げて下地の漆(うるし)が見えていますが、完成当初は金箔に覆われ、ピカピカと輝く容姿だったにちがいありません。

完成当初の姿を見てみたかったですね。

絶対に美しかったはずです!

大日如来坐像は、父・康慶の指導のもと、運慶が20代のときに造ったと推測されています

運慶は11ヵ月かけて、じっくりと制作に取り組んだようです。

なお、円成寺の大日如来坐像を制作したあとの約10年間、運慶が何をしていたのかはよくわかっていません。

父・康慶のもとで一心不乱に仏像制作の腕を磨いていたのだと、私は思います。

運慶

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