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「関東三観音」の1つ、韮崎平和観音へ行ってきた
ぼくは山梨県に住んでいますが、近隣の韮崎市に白くて大きな観音像が立っています。
「韮崎平和観音」です。
高崎白衣大観音(群馬県)、大船観音(神奈川県)とともに「関東三観音」の1つと言われています。
韮崎にはしょっちゅう行く機会があり、そのため見慣れた観音様なのですが、今回改めて訪れ、いろいろなところから、その姿をカメラに収めてきました。
韮崎の街中のどこからでも見える韮崎平和観音
韮崎平和観音は、韮崎の街中のいろいろなところから、その姿を確認することができます。
上の写真は、韮崎ライフガーデンというショッピングモールから、西の方角へ向けて、韮崎駅越しに眺めた韮崎平和観音です。
手前に見える白い屋根が韮崎駅前広場です。
その上が中央本線の韮崎駅のホームで、カメラのシャッターを切るまさにそのタイミングで「特急あずさ」が通過しました。
電車で通る際は、下りなら進行方向に向かって左側、上りなら右側へ顔を向ければ、その姿を拝むことができます。
この画像からわかるように、韮崎平和観音はわりと高台に立っています。
反対側から見ると、韮崎平和観音がいかに高台の崖っぷちに立っているかがはっきりとわかります。
この崖は「七里岩」と呼ばれ、約20万年前、八ヶ岳の噴火と山体崩壊によってできた岩屑流(がんせつりゅう)が川の浸食によって形成されたもので、八ヶ岳を起点に、南北およそ30kmの長さがあります。
韮崎平和観音は、その七里岩の突端に立っているのです。
韮崎平和観音は、韮崎の街のどこからでも見ることができます。
写真はありませんが、中央自動車道から見ることもできますよ。
韮崎平和観音は奈良や鎌倉の大仏よりデカい
韮崎平和観音の足下に行ってみました。
見上げるほどの高さです。
誰もが「大きいなぁ」と思うはずです。
観音像自体の高さ(身長)は16.6メートル、台座を含めると18.3メートルあります。
奈良の大仏が高さ14.98メートル(台座を含めて約18.03メートル)、鎌倉の大仏が高さ11.312メートル(台座を含めて13.35メートル)なので、大きさは両大仏を超えています。
もっとも、奈良と鎌倉の大仏は坐像なので、身体自体のサイズ感は両大仏のほうが大きいでしょうが……
ふつう観音は性別を超越した存在であるため、男性/女性の区別はありませんが、韮崎平和観音は完全に女性体型です。
しかも、真っ白。
母のようなやさしさと慈愛を表現しているのでしょう。
表情も、とても柔和です。
ちなみに、高崎白衣大観音や大船観音も女性体型(顔)ですが、どの観音像も昭和になって建てられています。
〝女性的な〟観音像は昔からあっても、明らかに女性をかたどった観音像がつくられるようになったのは、わりと時代が下ってからのことらしく、とりわけ女性の巨大観音像となると、ほぼまちがいなく近現代になってからつくられたようです。
このあたりの事情に関心がある方には、『観音像とは何か』をオススメします。
時代とともに変化していった観音像の意味やあり方について論じた書で、従来の観音像を超えた新しい平和の象徴としての観音像がどのようにして生まれ、発展してきたのかがわかります。
韮崎平和観音からの眺めは富士山が見えてこの上なし!
すでに紹介したように、韮崎平和観音は高台に立っているため、とても眺めがいいのが特徴です。
韮崎平和観音の足下には観音山公園という小さな広場があり、眼下に広がる韮崎市街の向こうに富士山を望むことができます。
公園にはベンチがあるので、富士山や韮崎市街を眺めながら、しばし休憩することもできます。
ちなみに、上の写真は2022年4月初旬に撮りましたが、桜が咲いていて、きれいでした^^
桜の季節は、観音もこんな感じになります↑↑↑
ぜひ1度、訪れてみてください♪