京都の石仏めぐり:清水寺、金戒光明寺、子安観世音(太閤の石仏)、百萬遍知恩寺

京都の石仏めぐり:清水寺、金戒光明寺、子安観世音(太閤の石仏)、百萬遍知恩寺
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京都には石仏が無数

京都は石仏の街です。

京都には数万体の石仏があると言われるほど、寺院の境内や道端に数多くの石仏を見かけることができます。

とにかく無数にあるのです。

その多くは江戸時代につくられたもので、阿弥陀如来や地蔵菩薩が中心です。

今回は、そんな京都の石仏のうちのごくごく一部ですが、観てきた石仏をご紹介します。

清水寺

京都観光といえば、まずは清水寺(きよみずでら)というくらい、清水寺はチョ~有名な寺院です。

そのため、1年中、数多くの観光客でにぎわいます。

ぼくが参拝した日も、修学旅行の学生を中心ににぎわっていました。

多くの参拝客でにぎわう清水の舞台
数多くの参拝客でにぎわう清水の舞台

たいていの人は、清水寺に参拝したとき、本堂→阿弥陀堂→奥の院→音羽の滝とめぐるのではないでしょうか。

しかし、ぼくの目当ては違いました。

定番の拝観コースからは外れた、本堂手前脇にある成就院の前の「千体石仏群」です。

清水寺の石仏群
清水寺の石仏群
清水寺の石仏群

幅50メートル、奥行20メートルくらいはあるでしょうか。

それくらいの広さのところに、石仏がわんさか安置されています。

しかし、訪れる人は、ぼく以外にはおらず、ひっそりとしていました。

これらの石仏の多くは、もともとは京都の街中にまつられていましたが、明治時代に廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)が起きると、石仏を守ろうとした人びとが、ここに運んできたのだそうです。

室町時代から江戸時代にかけてつくられた石仏が多いようです。

彫りがけずれた石仏たち
彫りがけずれた石仏たち
彫りがけずれた石仏たち

上掲の写真からわかるように、多くの石仏は、長年の風雨の影響で彫りがけずられ、輪郭や顔立ちがぼやけ、何の仏なのかわからなくなっていました。

お寺のホームページによると、阿弥陀如来、地蔵菩薩、観音菩薩、大日如来、釈迦如来など、いろいろな仏が混在しているそうです。

そのような石仏のなかにも、まだ比較的新しいのか、はっきりと種類がわかる像もありました。

千手観音菩薩
千手観音
十一面観音菩薩
十一面観音
抱き合いほほえむ石仏
抱き合いほほえむ石仏

清水寺を参拝した際には、ぜひ千体石仏群も観ることをオススメします。

京都の石仏めぐり:清水寺、金戒光明寺、子安観世音(太閤の石仏)、百萬遍知恩寺

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