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あなたの「やりたいこと」は「やりたいことと似た別の言葉」!?
「やりたいことは何ですか?」と訊かれて、「お金を稼げる仕事をしたい」「世界中を駆けめぐる仕事をしたい」「貧しい人を助けたい」「人と交わる仕事をしたい」「YouTuberになりたい」などと答える人は多いだろう。
ぼくも、その1人だった。
しかし、本書『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』を読み、それは間違いだということがわかった。
著者の八木仁平氏は、それらの〝答え〟は「『やりたいこと』と似た別の言葉」なのだという。
では、「やりたいこと」とは何なのか?
どうすれば見つけられるのか?
「本当にやりたいこと」が見つかる「自己理解メソッド」とは?
本書『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』によれば、「やりたいこと」を見つけるには、数学の問題を解くのと同じように「公式」があるという。
その「公式」のことを、八木仁平氏は「自己理解メソッド」と呼ぶ。
「自己理解メソッド」は、3つの要素を出発点とする。
「好きなこと」「得意なこと」「大事なこと」だ。
「好きなこと」とは「自分の情熱がある分野」のことである。
たとえば、ファッションやデザイン、AI、ロボット、教育、金融など、「自分が興味を感じてこれに関わっていたい情熱をそそられる『分野』のこと」だという。
「得意なこと」とは「自然と人よりも上手くできて、やっていて苦なく心地よいこと」である。
たとえば、「相手の立場に立って考えること、人と競うこと、勉強すること、情報を集めること、深く考えること、分析することなど」である。
要は、やろうと努力しなくても、ふだんから自然にできていることだ。
八木仁平氏は、これを「才能」と呼ぶ。
そして、「やりたいこと」は、「好きなこと」(情熱)と「得意なこと」(才能)が交わるところにあるという。
たとえば、ファッションが好きで物を作ることが得意なのであれば、ファッション関連の物作りをすることが「やりたいこと」になるわけだ。
この「やりたいこと」に3つめの要素「大事なこと」をかけ合わせると「本当にやりたいこと」を見つけられるのだという。
「大事なこと」とは「価値観」である。
たとえば、自由に生きたい、人のためになる生き方をしたい、穏やかに生きたいといったことである。
つまり、「やりたいこと」=「何をやりたいか」に「価値観」=「どう生きたいか」をかけ合わせることで、「本当にやりたいこと」が見つかるのだ。
ファッション関連の物作りが「やりたいこと」で、自由に生きたいと思っているのなら、「本当にやりたいこと」として、たとえば〝フリーランスで洋服を作り、ネット販売する〟という選択肢が見えてくるわけである。
「本当にやりたいこと」が見つかる力強い武器
八木仁平氏が提唱する「自己理解メソッド」は、きわめてロジカル(論理的)である。
ロジカルだから、誰にでも実践可能だ。
しかも、楽しい。
このメソッドに従えば、あなたはおのずと「本当にやりたいこと」を見つけることができる。
本書『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』には、そのためのワークがふんだんに盛り込まれている。
「本当にやりたいこと」を見つけ、「やりたいこと」探しに終止符を打てば、「『やりたいこと』で成長し続ける無限ループ」(「はじめに」)に入ることができる。
その結果、あなたは、自分の人生を確実に成功へ導くことができるのだ。
「この仕事をずっと続けていいのかわからない……」
「自分が何をしたいのかわからない……」
「何かを始めても、すぐ挫折してしまう……」
あなたにこんな悩みがあるのなら、それはあなたが「本当にやりたいこと」にまだ出会っていない証拠だ。
と同時に、そう悩むのは、あなたが「本当にやりたいこと」を見つけるための一歩を踏み出している証拠でもある。
本書『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』は、そんなあなたが「本当にやりたいこと」を見つけるための力強い武器なのである。